和牛スジ肉の煮込みとグリーンピースのスープ仕立てアネッリ
Vietriの新入荷パスタで作る一皿その7(完結編)。ちなみに今までのシリーズを振り返ってみると、
第一弾(カヴァテッリ)
第二弾(ルマーケ)
第三弾(ペンニーニ)
第四弾(パッケリーニ・リガーティ)
第五弾(ブガッティーニ)
第六弾(スピラリーニ)
であった。おお、こうして並べてみるとどれもなかなかに気合いの入った皿ばかりではないかw。って自画自賛はいいとして、今回は中でも一番使うのに悩んでいだアネッリという小さなリング状のパスタだ。このパスタのキモはその独特の食感にある。プチプチというかクニクニというかw、とにかく楽しい気分になる食感。こういう小さなパスタはスープに浮かべるのが常道であるが、米料理の様にスプーンで掬って食べた方がよりこの楽しさが生きるだろうと思い、テーマを『楽しい食感』ということにして、そのコンセプトにそって合わせる具材を選んだ。
先日の養老肉祭りで作ったスジ肉とそのスープがあったので、スジのクニュクニュ感と合わせるのがまず面白いだろうと思い、続いてグリーンピースのプチプチ弾ける食感と、丁度リングの穴に収まる見た目の面白さをプラス。味付けは珍しく日本酒と醤油を隠し味に使ってみた。既に随分下処理を施したのに臭みが少し残っていたので、スープを冷蔵庫に入れて冷やす事で浮いた脂を取り除くのと、肉は先日出したものにさらにタイムを散らして冷蔵庫に寝かす事で取り除き、とどめにセロリのみじん切りを炒めて加える事で完全に消えてくれた。ここまで出来たらパスタ会の時もより完璧になったのにと思ったがまぁ仕方ない。スジ肉を使ったパスタはとりあえずこれで完成を見た。当初のイメージ通りの楽しい食感も存分に出せたので非常に満足。
しかし、7皿作ってうち5皿は肉メインってのはいかがなもんだろうかw。