はじめにお読み下さい

●このブログでは、自作のパスタメニューの紹介をメインに、お気に入り店のレポや美味いものに関するコラム他、食い物関連のエントリーを紹介していきます。
もしpasta-manに何か言いたい/聞きたい事があればこちらにどうぞ(極力返信いたしますが、遅れる場合もございますのでご了承下さい)。特に美味い店/レシピ情報などをお待ちしております。
以下はこのblogの読み方や俺の食に対するスタンス等が延々と書いてありますが、長文のため、相当暇な時にお読み下さいw。

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※パスタマンTシャツ完成! (ご注文は↑をクリック)
2009/06/21
また1ヶ月開いてしまいました…そして次のエントリーはまだ書けておりません。当然2008年ベストも(まぁ、エントリー上げた時点でかなり選んでるので、そのままほぼベストなんですけどね)書けてません。仕事の方が年々忙しくなって、今年は最早このblogはおろかほかの趣味ごともまともに出来ておりません。もともと情報の新鮮味に価値を見出すようなblogではないので、経年劣化はそれほどないとは思いますが(店情報も基本的には載せてませんし)、楽しみに読んで頂いてる一部の方々には本当に申し訳なく思ってます。『一度リセットするか?』とも思ったのですが、かといってこのblogを閉める気も毛頭ないので、とりあえずこのままにしておきます。気長にお待ち頂ければと思います。
2009/05/17
ここんとこ紹介した店の中では久々に気軽に書けるw店のご紹介。enboca@軽井沢を追加しました。晴れた午後のランチにどうぞ。
2009/04/29
実にまる2ヶ月以上のブランクとは…これほど間を空ける事になるとは思わなかった。本当にすみません。久々の更新なので、無駄を省いてまた殿堂入り店の紹介。個人的には、『とうとうここまで到達してしまったか』といった感じの、ふじおか@黒姫です。今後は蕎麦を食うたびに、『まぁ、これはこれ』という感慨を前提とせざるを得ないんだろうなぁ。
2009/02/23
久々の殿堂入り店の紹介。とり料理瀬戸@市原をアップ。五ヶ月経った今でもハッキリと脳裏に蘇るあの幸せな味の数々…結構時間かけて書いたけど、とてもあの感動は伝わってない気がするなぁ。
2009/02/09
もう諦めるしかないというか、なんとか春が始まる前に2008年のベストを挙げられればなぁと考えている今日この頃、皆様いかがお凄しでしょうか。相変わらず寒い上にまだインフルエンザの猛威はまだ終わっていないらしく、さらには花粉も既に始まっているらしいですな。皆様ご自愛下さい。
全く関係ないが、今CSの日本映画専門チャンネルで熊井啓監督特集をやってる。帝銀事件、下山事件、サンダカン、海と毒薬、朝焼けの詩、日本の黒い夏など、社会派作品が主にラインナップされてる。「千利休 本覺坊遺文」はやらないんだな。個人的には黒部の太陽が見たいのだが…やっぱ見せないよなぁ、石原ヤクザ軍団は。とまれ、殆どハイビジョンになって初めての放映だと思うので、当然全て録画。とりあえず下山事件だけ見たけど、やっぱいい絵だなぁ、仲代達矢の濃すぎる演技はどうかと思う(緊迫したシーンなのにどうしても噴くw)が、血液のルミノール反応のシーンとか山本圭が暴風を背景に咳き込むシーンなどやはりグッとくる。
好きな直江兼続が主役ということで、久しぶりに大河ドラマを見ているが、なんだあの茶番劇は…いつから大河ドラマはスイーツ向けになったのだ? 別に熊井の映画と比較するつもりは無いが、同じHDレコーダーに録画されているので続けて見る事になると、あまりの作り手の志の違いに頭がくらくらする。
さて、今年も既に2月に入っており、印象的な食事も何度かしておりますが、果たしていつ書けるんだろうか…パスタネタも溜まってるし。ということで、相変わらず昨年の9月終わりに行ったツアーの続き、京都の老舗旅館、要庵西富家@河原町です。あと一軒書いたら、11月の信州縦断ツアーにかかれる…。
2009/01/24
やばい、もう一月さえ終わりそうだ…。続いて「明石といえば蛸よね」第二弾、明石玉子焼の名店ふなまちにておやつ。
2009/01/13
やっぱりなかなか時間かかるなぁw。とりあえず希凛@明石を追加。明石といえば蛸よね。
2009/01/11
新年あけましておめでとうございます(遅過ぎ)。本年もpasta-man.comをよろしくお願いします。結局正月休みは色々あって年内に全て書く事はかなわず。具体的には、ここは書いておかなきゃという店があと9エントリー残ってます…パスタのエントリーも入れるともう気が遠くなる…。とりあえずなるべく早く店エントリーを上げて、美味かった2008を書きたいと思います。それが終わらないと09年を始める気になりません。ということで、まずは9月に行った関西(兵庫と京都)ツアーからさくらぐみ@赤穂を。やっと長年の目的を果たせた。
2008/12/29
ということで、まずは3エントリーアップ。光春@池ノ上、かんたろう@浜松、山茶林泉@岐阜の3本です。この時点でまだ7月だなw。引き続き取って出しを続けます。
2008/12/28
いやぁ、大変ご無沙汰しております。今年はここ10年で仕事が一番忙しかった年だったかもしれない。しかしやっと年の瀬になって落ち着いてPCに向かう時間が出来ました。ただいまGW以降wに行った店や作ったパスタのエントリーを鋭意執筆中ですが、一応今年も「美味かったベスト」をやろうと思っているので、それに間に合わすためいつもよりハードル高くして書く店を絞って選んでおります(ただし昔すぎて記憶が既に曖昧…)。書け次第随時アップしようと思ってますので、またお時間ある時に読んでやって下さい。
2008/10/19
長かった…やっと沖縄ツアー終了。どれだけかかっとんねん。一部から「更新遅過ぎ」との批判もあびつつ、それでもちょくちょくアクセスしてくれる常連さんを始め、見えない支えのお陰でなんとか心を折らず終える事が出来ました。つっても今年はこの後2、3回ツアーに出てるんだが…特に先月の関西はこれ以上のボリュームと内容…今年の残り全部有給にしたい…。
ということで、最後の店、山羊料理さかえをアップしました。この後は食以外の観光をギャラリー形式でアップする予定です。それは特に告知しないつもりなので見つけたら眺めて見て下さい。
2008/10/13
最近はすっかり寒くなって、やっとデブに優しい季節になってまいりました。車も屋根開けて走るには一番良い季節です(夏は暑くていかん)。最近もあいかわらず仕事が立て込んでいて、先週は2泊の強行スケジュールでサンディエゴとLAで打ち合わせ。アメリカでは食事でいい思い出はあまりないのだが、今回最後の晩飯に食ったステーキはなかなか美味かったな。サンタモニカの海沿いにあるBOAというステーキハウスで食った、40日間熟成の肉をミディアムレアで焼いたのが特に良かった。付け合わせのマッシュルームもなかなかだったし、出張でもたまにはいい思いも出来るのだな。とはいえこの店、通りすがりに俺がたまたま見つけて、現地スタッフが連れて行こうとする店を止めさせて直感で飛び込んだ店なのだけど。ようするに、別にアメリカに美味いものが無いというわけでなく(まぁ外れは多いけど)、単に現地のアテンダーのセンスが無いというだけなのです。
その出張中に、Vietriの現輸入元、日本シイベルヘグナーの担当の方からメールがあり、やっと国内で購入出来るサイトが立ち上がったとの報告を受けましたので取り急ぎここに紹介しときます。何故か輸入雑貨のお店で、扱う種類もまだ少ないですが、まずはVietriのパスタが再び日本で定期的に入手出来るようになった事を喜びましょう。日本シイベルヘグナー様には、引き続き販路拡大&ラインナップ強化に尽力される事を期待してます。頑張って下さい。
さて、ようやく残り2食になりました。この旅のトリを飾るに相応しい2店です。まずはランチ、ひかり食堂@浦添から。
2008/09/29
40歳記念沖縄ツアーもようやく最終日突入…長い。しかし最終日が最も大事な日なので気合いも入る。まず朝飯は第一牧志公設市場に行きましたとさ。
2008/09/27
ようやくPCが戻ってきました(謎の液体によって電源部分がやられた模様)。ので、早速3エントリーアップ。いいかげん思い出すのが大変なほど時間が経ってるので、結構苦痛な作業になりつつありますwが、それでもやるのはやはり貴重な体験だったから。そういう自分の思いとは裏腹に、俺の脳細胞は容赦なく記憶を蒸発させていくので、なんとしても留めておきたいという欲求のみがモチベーションとなってます。まぁそもそもこのblog自体が俺にとってそういうものであるけれど。というわけでまずは二日目のおやつ、新垣ぜんざい@本部町からどうぞ。その後夕食、夜食wと続きます。
2008/09/18
いつのまにやら丁度ひと月経ってしまいました…。まいりました、自宅のPCが完全に壊れまして(電源系トラブル)、現在更新が難しくなっております。ブログだけでなく、様々な調べ物(今週末は岐阜を基点に赤穂、明石、姫路、京都などを回る予定)も出来ず、曲も作れず、買い物も出来ず、振込みも出来ず、いかに自分が普段PCに依存しているかが良く分かります。Power Mac G5 2.5GHz Dualを使っているのですが、修理にアップルストアに持ち込んだとき、あまりの重さに心が折れそうになったので、次にPCを新調するときはノートにしようと思います。こんなことやってる間にネタはどんどん溜まっていきます…。今年中に追いつくようにしないと。もはや皆さんすっかり慣れたとは思いますが、次の更新まで気長にお待ち下さい。
2008/08/18
久しぶりの所為か、↓のリンクが間違っておりました。折角見にきてくれたのにたどり着けなかった方ごめんなさい。直しておきました(つーかカミさんが気を利かせて直しておいてくれた)のであらためまして是非。さて、続いて二日目の第一食目、きしもと食堂@本部町をアップ。書けるうちに書く!
2008/08/17
というわけで、久しぶり過ぎてアップの仕方も忘れる程の状態だったので苦労しましたが、ようやくGW人生初沖縄ツアー一日目の食事をアップしました。まずはこちらからどうぞ。
2008/07/31
どうも大変ご無沙汰しております。何も告知しないまま休んでてすみません。今度のお盆が珍しく1週間べったり休める(というより会社の今年からの方針で強制的に休まされる)ので、そこで一気に更新しようと企んでおります。もはやネタが溜まりすぎてどこから手を付けていいやら…ああ、とりあえずGWの沖縄だな。
最近のこのblog的トピックとしては、長らく国内における正規輸入代理店がなかったPastaのVietriが、今月からやっと新しい正規代理店を得たようです。代理店の担当の方がこのblogを見つけて直々にメールをくれました(笑)。これで再び店で買えるようになるといいね(まだストックあるけどw)。近々その代理店の方と食事をするかもしれませんので、そのときに色々情報がはいるやもしれません。
もう一つ、このblogではお馴染みの岐阜の善ちゃんこと泉屋さんが、8/3(日)13:00前後、東海テレビ「スタイルプラス」に、山本益博さんご推薦のお店で、出演するそうです。俺は関東なので見れませんが、見れる環境のかたは是非。
あーそうそう、わたくし、携帯を持ってから(特に拘りもなく)ずっとdocomoでしたが、先日初めてキャリアを変えました。まぁお察しの通り例のアレをゲットしたからですが。番号は前と同じですが、メールアドレスが変わりましたのでお気をつけ下さい。とりあえず携帯のアドレス帳に名前が会った人には変更のお知らせは送りましたが、漏れやリターンもあるかもしれませんので、『ウチには来てない!』という方は上のメールアドレス宛にご一報下さい。折り返し新しいアドレス送ります。
つーことで、更新まで今暫くお待ち下さい。
2008/06/11
旅行記が続いたので久しぶりにパスタのエントリー。しかし順番待ちのメニューがありすぎて、もはやこのペースでは永久に消化出来ないなぁ。つーことで『オイルソース』カテゴリーに春菊と若鶏胸肉のトルキエッティ 柚子胡椒風味を追加。俺にしては随分シンプルだけど、『素材が良いのだからストレートに生かそう』という大人な考えも出来る子なんですw。
2008/06/08
とうとう最後の晩餐、二日目夕食に選んだ店は、福島から一路南下して宇都宮のイタリアン、Pizzeria d' anjo@宇都宮。これでやっと沖縄の事が書ける…。
2008/05/31
続いて二日目の昼食。焼きかつが名物のとんかつ屋、仁亭@郡山を追加。その前に行ったアクアマリンふくしまもとても良い施設なので、近くに行ったら立ち寄ってみる事をお勧めします。
2008/05/25
続いて二日目朝食。宿の朝飯はキャンセルして、小名浜の漁港近くにある食堂、うろこいちに行ってみました。
2008/05/22
いよいよツアーのメインイベント、どぶ汁を堪能する時がやってまいりました。ということでやまに郷作@大津を追加。
2008/05/18
先月の結婚パーティー後、週末は来月中盤まで全てパスタ会の予約で埋まってまして、おちおちblogの更新も出来ません(嬉しい悲鳴)。忘れないうちに早く沖縄の事を書いておきたいのだけど、なかなかそこまでたどり着けません。まぁ焦らずおつきあい下さい。つーことで、北茨城〜会津プチツアー一日目のおやつw、手打ち蕎麦満志粉@ひたちなかを追加。
2008/05/09
皆様GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。我が家は、4日の俺の誕生日に合わせて、かみさんが沖縄旅行をプレゼントしてくれました。沖縄については書きたいことが沢山あるのですが、それは本エントリーで。その前にまずは下記の北茨城〜会津プチツアーの詳細を上げないとな。沖縄も凄かったけど、茨城~福島も濃ゆい旅でございました。まずは一日目のブランチから。
2008/04/21
ちょっと反省してすぐさま新記事アップ。次回からようやく北茨城〜会津ツアーレポを書けるな。つーことで、『その他の外食/コラム』カテゴリーにメッゲライ・トキワ@関を追加。大人しいけど嫌なクセがなく、毎朝でも食べたい白カビサラミ。
2008/04/19
って全然コンスタントじゃないw。東京での結婚パーティーも無事終わり、一段落したと思ったらまた仕事が…先日の北茨城〜福島ツアーの事もまだ全然書いてない。なんとかGWまでには書き上げたい。というのも、いよいよ俺にとって国内グルメツアー最後の大物である某地についに足を踏み入れる事になったからだ。来月4日が俺の誕生日なのだが、そのプレゼントとしてかみさんが企画してくれた。訪れる誰もがその地の食べ物を絶賛し、本も数多出されている場所だけに、俺が行くなら何を喰らってくるべきか、今まで以上に悩む所だ。
それはさておき、今日の更新は武蔵小山にある禅料理の店。ムサコといえばこのblogでは『まさ吉』だが、あそこのつけそばをスルーしてまで行ったこの店は果たしてその価値があるのだろうか。つーことで、『和食』カテゴリーに蔬菜坊@武蔵小山を追加。
2008/03/29
久しぶりにゆったりとした休日を過ごしております。来週末のパーティーの準備や、iTuneの整理なぞすすめながら、軽くエントリー一つ上げました。久しぶりのパスタ(つっても年明けくらいに作ったやつ)。つーことで、『バター/チーズソース』カテゴリーに百合根と黒トリュフの手打ちタリアテッレ 猪のソテー添えを追加。これからはコンスタントに行きますよ。
2008/03/23
皆様大変ご無沙汰しております。このblog始まって以来のブランクですな。式と披露宴を終えた後も、出張でサインディエゴに行ってたり、北茨城にどぶ汁食いに行ったり(一泊ですが、会津や那須の方まで足を伸ばしてきました。この模様は近々)、4月に行なう東京でのパーティーの準備(といっても、今回は心優しき有志が動いてくれてるので本人達は至って楽)など、気付くと3月も後半…。4月はプライベートも仕事もだいぶ落ち着くと思うので、やっと定期的に更新出来るかな。
さて、久しぶりの更新は、昨年末に行ってきた関の蕎麦屋、助六さんです。2年ちょっと前に行った吉照庵もそこそこ美味かったし、更科もB級ソールフードという感じでジャンクさが(良くも悪くもw)魅力的だったし、これからは岐阜は勿論、中部以西の蕎麦も探求してみようかな、という気になりました。
2008/02/14
気付けばひと月近くも空けてしまった。今月の終わりに岐阜にて式と披露宴を控えておりまして、現在寝る間もないほど忙しなくしております。恐らく今月いっぱいは更新不能となりますので、ご了承下さい。今日がバレンタインなんて先ほどまで全然気付きませんでした…。とりあえず全て終わったら、シーズン終わる前に茨城にどぶ汁食いに行きたいです。勿論温泉も。
2008/01/19
ああ、気付いたらもう今月もとっくに後半。なかなか書く方が追いつかない。まぁ、今月来月と相当忙しくなるハズなので、外食もロクに出来ないだろうからその間に追いつくかな。とはいえこれも実際には去年の11月の出来事....。つーことで、『和食』カテゴリーにあじめどじょうのコース@川原町泉屋を追加。
2008/01/07
ども、新年あけましておめでとうございます。今年もpasta-man.comをよろしくお願いします。今年も美味しいものを沢山食べましょう〜。ということで、遅くなりましたが昨年の総括、◆2007美味かったBest20をアップしました。なんだか年々皆様の参考にならないものになっていく気もするが、気にしないw。何かのお役に立てれば幸いです。
過去の最新情報は↓
冷製パスタは、作る上で一番楽しいカテゴリーかもしれない。味付け的に無茶というか、許容される味付けや素材選択の範囲が広い気がする。ゆえに俺が一番好きな、作る上でも自信のあるカテゴリーだったりもする。それは、昔蕎麦打ちにハマった(今も好きだけど)事にも由来する。その時も、やはりタネモノ(暖かい丼もの)よりもりやせいろばかり食べていた。蕎麦には、なんとなく『タネモノは邪道』的な価値観があって、『麺の腰や香りを楽しむなら冷やしで』というのが一般的な見解のようだ。小麦粉と違い腰を出しにくいから冷水でしめる、というのもあるけど、俺は単純に好きだから、蕎麦は冷やししか食わない。
日本でパスタといえばスパゲッティに代表されるロングパスタが主流で、数多あるショートパスタはあまり普及していない。マカロニ状のものか、良くてコンキリエ(貝)かファルファッレ(蝶)くらいのものだ。ところがパスタには数百もの個性的な形状のパスタがあり、そのバリエーションの豊富さがパスタの楽しさの大きな要因の一つなのだが、日本人は残念ながらその楽しさのごく一部しか知らない。何故だろうか。単純に流通してないからというのもあるが、パスタ=麺との固定観念が強いからというのもある。パスタは、麺というより、その形状や料理法のバリエーションの多さから、麺料理も含む飲茶の世界観に近いと思っている。その中で、サラダ的な捉え方から、勿論せいろ的な捉え方も出来る冷製パスタなら、その多彩な楽しみをより伝えやすいように思う。
オイルパスタというカテゴリー分けは、ある意味ナンセンスかもしれない。そんな事言ったらトマトソースだろうがクリームソースだろうが、全て作り始めはオイルソースだ。一応、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノに代表される、オイルが主のソースという意味だが、白ワインで風味付けしたものも含まれるし、トマトを崩さないように炒めたら果たしてそれはオイルソースかトマトソースか....その辺の境界は俺の中では曖昧だ。まぁ色で判断するくらいでいいのだろうと考えている。
なぁ〜んつー屁理屈は抜きにして、オイルソースのパスタがちゃんと作れれば、他のソースもちゃんと作れる。というより、オイルソースがちゃんと作れなければ他のもの作っても駄目だ。パスタは、オイルソースに始まり、オイルソースに終わると言っても過言ではないと思う。一番易しく、一番難しいのがこのソースだ。それだけに深い。ラーメンで言えば素の塩ラーメンだ。調味料に旨味成分が無いから、微妙な分量の差が如実に味に出る。素材の味を存分に生かしたい、楽しみたいときもこのソースは有効だ。
日本で一番ポピュラーなソースがこのトマトソースかもしれない。一言でトマトソースと言っても、生のトマトだけのあっさりフレッシュなものから、缶詰のトマトを使って、ニンニクや玉ねぎ他香味野菜と一緒に数時間じっくり煮込んだコクのあるものまで多様だ。その家ごとのやり方もあるだろう。
俺の場合はどうかというと、その時合わせる素材や気分によって色々変える。その場でフライパンで作るときもあるし、あえてじっくり煮込んであえて何日か寝かしたものを使う時もある。こし器で漉して徹底的に滑らかにする時もあれば、あえてヘラで潰す程度にとどめて食感を残す場合もある。いずれにしろ気をつけている事は、フレッシュトマトでも缶詰トマトでも、必ず皮とタネをしっかり取るという事と、缶詰の場合は缶詰臭さを消すための配慮を忘れないという事だ。そして何より大事にしてるのは、『トマトソースってのはこういうもんだ』という固定観念にとらわれないという事。あらゆる組み合わせや手法を駆使して、様々なトマトソースにチャレンジしたい。
クリームソースは、思うにラーメンで言えば味噌ラーメンのようなものだ。味噌というのは醤油や塩に比べてそれ自体旨味が強いので、なんとなくどんな駄目なラーメン屋でもそれなりに食えてしまう。料理の出来の善し悪しを、良くも悪くもマスキングしてくれるのだ。クリームソースも、オイルソースなどに比べてそれ自体が美味しいので、(勿論食う人が食えば分かるけど)失敗してもそれなりのもんが出来る。が、それだけに画一的になりがちで、オリジナリティや素材の味を生かすのもまた難しいと思うのだ。
それだけに、言い方を変えればどのソースよりも冒険が出来るとも言える。一見無茶だと思う組み合わせも、クリームソースなら可能かもしれない。勿論俺なりに美味く出来る定石のようなものは存在するが、このソースを作るときは、常に『何か面白い組み合わせはないもんだろうか』と思いながら楽しく作っている。
何故バター/チーズソースを、クリームソースと分けたかというと、一つにはカルボナーラの存在が理由に挙げられる。カルボナーラの由来とそのレシピには諸説色々あるが、俺はカルボナーラにクリームを使うのが嫌いだw。カルボナーラを食うときは、チーズと卵黄とパンチェッタから出る油の旨味とコクをしっかり味わいたいからだ。
クリームソースの項でも述べたが、クリームという素材の特徴は、その個性ゆえに料理の味を良くも悪くもマスキングしてしまう。言い換えれば味をぼかしてしまうのだ。バターやチーズそのものの味と、その時使う素材の組み合わせの妙をちゃんと楽しみたいのに、そこにクリームを入れてしまったら、全体にソフトフォーカスをかけて誤摩化した写真のようなまとめ方になってしまうような気がするのだ。
実際、日本ではクリームソースと捉えられがちなカルボナーラの他に、セージバターソースや、クワトロ・フォルマッジなど、イタリアでは定番のソースがあるが、これらにクリームを必ず使うかと言えば、そうでもない。この辺のソースを応用したものも結構作るので、ここではクリームソースと分けてカテゴライズしている。何を細かい事を言ってるのか、と思うかもしれないが、少なくともパスタ作りを楽しむためには重要な事だと思っている。
果たしてグリーンソースなんて言い方があるかは知らないが、バジルペースト、いわゆるジェノベーゼに代表されるような、緑色のソースの総称という意味である。ジェノベーゼの他にも、クレソンやほうれん草などの葉野菜や香草の類いをミキサーにかけてピュレ状にしたものをソースにしたり、枝豆や空豆、グリンピースなどの豆類を裏ごししてソースにしたりと、俺は結構グリーンのソースが好きなもんで、このカテゴリーを作った。
それに俺は、出来上がりの色合いを何より大事にしている。彩りが美しく無いものは、たとえそこそこ美味くても納得がいかないのだ。ピーマンの緑とアボカドの緑が全然違うという事からも分かるように、食材の中で最も多彩な諧調の色味が存在するのが緑だと思う。そういう意味で俺にとってグリーンのソースは、一種の絵画的な楽しみを最も発揮出来るカテゴリーであるとも言えるのだ。
一応煮込みソースというカテゴリー分けにしてあるが、ようは牛肉を赤ワインで煮込んだり、魚介をごった煮にしたり、さらに魚介や肉をグリルしたりオーブンで焼いたりといった、そのままメインを張れるような料理をあえてパスタに応用してしまう事で、よりパスタという料理の幅を広げようという試みを、このカテゴリーでは行っていきたいと思っている。煮込むという行為は、味に奥行きやコクを与えたり、色んな味をうまく一つにまとめたりする調理方法の一つとして万国共通で存在する。そういう意味から、最も料理の国境を壊しやすい手法だとも思うので、色んなジャンルの料理を、パスタに応用しながら楽しみたいと思っている。
その時気をつけたいのが、『イタリアンの範疇を超えない』というか、あくまでイタリアンを感じさせるところにとどめたいという事である。その境界線がどこにあるのかは分からないし、突き詰めれば恐らくそれはもの凄く曖昧なのだと思うが、その試行錯誤を通じてパスタ、ひいてはイタリアンというジャンルを見つめる良い勉強になるのではないかと思っている。
ここでは、パスタやイタリアンにまつわる食材や催しのレポート、俺がパスタを作る上で普段愛用している素材や機材を紹介していこうと思う。料理を楽しくやる上で、素材と道具は非常に重要だ。別に高価なものを買えばいいというのではなく、素材にも道具にも、使い手との相性というものが存在する。道具ならメーカー、素材なら産地など、相性が悪いものからはどうやったって美味い物は作れない。特にオリーブオイルや小麦粉というのはとてつもなく深い世界なので未だに試行錯誤を繰り返してる段階だが、いずれは自分なりの考えをまとめてアップしたいと思っている。
あと、俺は基本的にはレシピはあえて紹介しないスタンスを取っている(何故か?は、トップの『はじめにお読み下さい』を参照の事)のだが、たまに人に頼まれたり気が向いたりしてレシピ付きのものも紹介している。それらもこのカテゴリーに入れておくのでご参考まで。