はじめにお読み下さい
●このブログでは、自作のパスタメニューの紹介をメインに、お気に入り店のレポや美味いものに関するコラム他、食い物関連のエントリーを紹介していきます。
もしpasta-manに何か言いたい/聞きたい事があればこちらにどうぞ(極力返信いたしますが、遅れる場合もございますのでご了承下さい)。特に美味い店/レシピ情報などをお待ちしております。
以下はこのblogの読み方や俺の食に対するスタンス等が延々と書いてありますが、長文のため、相当暇な時にお読み下さいw。
●ウチは初めてここにくる読み手にとってあまり親切な作りにはなっていません。レシピや店の住所電話番号なども載せてないですしね。それは、サッと必要な情報だけをさらってそれっきり、みたいな読まれ方をしたく無いからです。じっくりゆっくり眺めてみて初めて面白い。そんな風に読んでくれる人が楽しめるようなblogを目指してます。良ければ時間のあるときにでもゆっくり読んでいってやって下さい。
●このblogの全ての文章、写真の著作権は(一部を除き)全てワタクシpasta-manにございます。営利/非営利に関わらず、もしこのblog内のコンテンツを使いたい場合は、念のためメールにてご一報下さい(まぁ大抵の場合は拒否しませんが)。また、あからさまにこのサイトからの(悪意の、または無知の)パクりと思われるサイト/ページ/記述/画像を発見した場合も、お手数ですがお知らせ下さると助かります。晒して弄って遊ぶんでw、否、厳正に対処したいと思いますので。(ただし、某ユニットのトラックメーカーでもある俺は、『サンプリング』に対してはかなり寛容ですw。)
●このblogの見方についてですが、エントリーは基本的に時系列にアップされてはいますが、最新記事はトップには出てきません。また、エントリー時刻も表示されないので、どの記事が最新かは分からなくなってます。これは日記というよりもデータベース的に見てもらいたいためで、もし日記的に読んでもらいたい記事をアップした際は、この下のエントリーで手動リンクでお知らせしたいと思います。したがって、まずは左のカテゴリ一覧の中から好きなカテゴリーをクリックするか、上の検索機能を使って読みたい記事を探してください。ちなみに個別のカテゴリー以外に、『PASTA』をクリックすればパスタに関する記事が、『GOURMET』をクリックすればパスタ以外の記事が出てきます。各カテゴリーをクリックすると、最初にそのカテゴリーについての説明が書いてあるので(このエントリーの下にも常時出てます)、それもご一読下さると、俺のパスタに対するスタンスというか意気込みwが読み取れると思います。
●このblogのメインコンテンツである自作パスタのメニュー紹介において、使った素材やその時作った模様などは載せますが、分量や入れるタイミングなどを細かく書いた、いわゆる『レシピ』は載せません。コメントなどで質問されればそれには極力答えますが、俺自身まだまだ試行錯誤中で、そのときによって分量やタイミングなんで違うし、そのときの気分で色々変えたりもするし、だいいち人の言う通り作るなんて楽しく無いじゃない。あくまでこのblogを読んでくれた方が、パスタを作るときの刺激剤としてこのblogを活用されて、願わくばどんどんオリジナルレシピに変換して楽しんでくれる事を望みます。何故なら俺もそうやって楽しんでるから。そして美味いのが出来たら是非教えて欲しいw(それが一番の希望だったり)。また『お前その作り方はねーだろ』といったご指導ご鞭撻も是非お願いしたい。そして願わくばこのblogを通して色々な人と出会って、皆さんにウチに来て是非俺のパスタを食ってってもらいたい。これまでもパスタを通して色々な人と出会いました。皆素晴らしい連中ばかりです。そんな今までであった人々も大切にしつつ、さらに色々な人から感想を聞きたいと思ってます。もっと美味いパスタ作りたい!
●また、お店の紹介の方でも同様に、その店の住所や電話番号など詳細なデータは敢えて載せてません。公式ページ等がある場合はそこにリンク張りますし、店によってはあまり知られたく無いと思ってる店もあるので、そういうトコは他ページへのリンクも張りません。そしてなにより、オモロい店に感動するには、自分自身で情報を集めたり、ある程度労力を使ってこそ感慨も深いと思うのです。俺自身、信頼出来る友人やネットなどでよく情報を貰ってますが、最終的にはあらゆる情報、知識、経験、そして最後にはカン(実はこれが一番大事だったりするw)によって選別に選別を重ねます。
俺の選ぶ店の基準は、ズバリ『愛』ですw。美味いものが好きすぎる!という、食に対するその人なりの過剰な愛情表現が店のそこかしこに溢れ、美味いものを作りたい、食いたい、食わせたい、という意識が必要以上に強い店という事です。中には、その過剰さ故に、ある人にとっては(例えば店主がw)暑苦しくてウザかったりキモかったり、皿の上に集中しすぎてそれ以外の部分(食う環境とか)がおろそかになっていたりと、よくも悪くも個性的な店が多いのですが、それが『美味いものを作ろうとする意識の強さの表れである』と感じられれば、俺はそれを個性と捉えます。そして自然とそれは俺の中で『不快感』から『愛おしさ』に変換されます(勿論そういう力を持った魅力的な料理が出てくるが故なのですが)。
さらに、俺はコスト(価格)というものをあまり重視しません。それは俺が金持ちだからとか貧乏だからという事ではなく(まぁ常に金は無い方だがw)、『高級=美味い』という価値基準が全く信用出来ないからです。『(食材が)新鮮=美味い』とか『(職人に)技術がある=美味い』というのはある程度分かりますよね。ところが、必ずしも『新鮮(or稀少)=高級(な店)』、『技術がある=高級(な店)』とならない所がこの社会のオモロいところでもありアホなところでもあります。(商売は何でもそうでしょうが)金を稼げるということと、美味いものを作って提供出来るという事は常にイコールで結べるわけではなく、むしろ『口が』上手い事の方が重要だったりしますしね。また新鮮でレアな(=美味い)食材が全て高いかと言うと、単に世間に知られてないというだけで安い食材というのも結構あったりする一方、逆に『(ブランドが付いてたり)高価な割には・・・・』というものもあったりするから困る。でもそれは、『高い金払ったんだから、当然美味いだろう』という、ある種の『分かりやすさ』ばかりを求める(ブランド偏重とかね)、食う側の怠慢がそうさせている面も少なからずあると思います。つまるところ、受け手/送り手、双方の(食に対する)愛情の欠如ですな。
逆に、というか、だからこそ、安かったり汚かったりする店が全て不味いかというと、そうとは限りません。勿論大抵の店は、愛情の薄さゆえに汚かったり、金を稼ぎたいがゆえに薄利多売に走って単に単価が安いだけになってたりするんですが、例えば天龍のような店もあったりするのでなかなか気が抜けませんw。つまり『美味いか不味いか』という、食の根源的な価値基準が、必ずしも価格によって決定されていないという事に他ならない。勿論昨今の飲食業は、美味い不味い以前に、サービスや環境、健康など色々な事を考えなくてはいけなくなっているからなのでしょうし、そもそも、美味いか不味いかという価値観自体が超感覚的なものであるがゆえ、相対化して客観視すればする程こういうことになっていくのですが。だから、俺にとって最も興味の無い店というのは、あらゆる面を最大公約数的に考慮した『バランスの取れた店』であり、逆に(愛ゆえに)何かに突出した、突き抜けた店にこそ興味を引かれ、また実際に愛すべき店が多いのです。
ということで、俺はなるべく前述のような(価格などの)客観的な基準を排し、『愛』という、私的でとらえどころの無い価値基準によって店を選んでいます(言い換えればこのblogの中に俺の『愛』というものが具現化されている)。したがって、必ずしもここを読んでいる全ての人が俺の紹介する店を気に入るとは限りません。しかし、ここで紹介している店を気に入るかどうかという事が、貴方の食に対する、一種の情熱の深さのバロメーターになると言っても差し支えないと思ってます。ネットで情報を流す以上、そのくらいの自負はあります。だからもしこのblogを見て俺の紹介する店に訪れて気に入ったとしたら、今度は貴方の自慢の店やお気に入りの店も是非教えてもらえると嬉しいです。こうしたやりとりが、出来るだけ多くの人の(傍観者含む)食に対する『愛』を研ぎすませ、それぞれにとっての『愛』を育てていければ、今より多くの美味いものが食える世の中になるだろうと思うから。
(06/04/10更新)