big mam@中目黒
ちょっと遅い新年会と称して、肉友が集まって肉初め。面子はakakage, chari chari, mansfield, toyonoさんと、その筋wではなかなかの豪華メンバー。こういう面子で行くと、俺は音楽をやってる人ではなく単なるパスタ好きの親父であるw。これに俺&相方の計6人でうかがった店は、伊藤君セレクトで中目黒のBig mam。流石akakage、レコードだけでなく店の選択も一流だ。渋谷の屋台時代から噂はかねがね聞いていてずっと行きたかった店だけに期待も高まる。かつてのナンシー関行きつけの店だとか、常連が溜まってる場合があるので一見は入りにくいとか、そういうどうでもいい前置きは省くw。とにかく素晴らしい店なので、早速写真をどうぞ。
料理の前に紹介しときたいのが、ここの自動ビールサーバー。最初の一杯は店員さんが持ってきてくれるが、次からはセルフサービス。『おかわり!』宣言して、自分でサーバーを使って入れる。これが、ジョッキを乗せるだけで自動的に最適な状態に注いでくれるなかなか面白い機械で、これを見たいが為にakakage氏に早く飲み干せとせがんだくらいの代物w。ちょっと暗いが、その模様を動画でどうぞ(要QTプラグイン)。
『ママのお勧め(肉メインで)』を頼んでおいたので、乾杯後直ぐに料理が出てきた。その後も実にテンポ良く料理が運ばれてくるので、厨房は一人で切り盛りしてるのに流石だなぁと関心してしまった。その一皿目がこのレバ刺し。久しぶりにまるいクラスのレバ刺しに出会った。ネットリ濃厚な味わいは官能的ですらある。焼き肉/モツ焼き専門店ではないのにこのクォリティは初めての体験だ。いやが上にも期待が高まる。
続いても生もの。手前からハラミ、ミノ、タンの刺身である。それぞれ生姜醤油、酢みそ、山葵醤油で食べる。ハラミの生は、リボンのハラミユッケ以来2回目の体験。リボンの熟成感ある味わいに大してこちらはフレッシュネスで勝負という感じか。しかしハラミ特有の味わいは十分感じられてとても美味しい。続いて真ん中のミノ。俺は3つの中でこれが一番好きかもしれない。シコシコした程よい歯ごたえとほんのりとした甘みが溜まらない。酢みそも美味いが山葵醤油もいい。タンも、芯の方を使ってあるので甘み、柔らかさ、ともに出色。その辺のちっと名の知れた焼き肉屋でもとても太刀打ち出来ないレベルの肉質が堪能出来る。
焼き物の一皿目はタン。そのままでも食べれるレベルのものだ。これがまた、旨味といい柔らかさといい素晴らしい一品。丸みのある味のシチリアの岩塩が、タンの穏やかな味わいを消さないでくれるので、素材の良さを十分堪能出来る。
続いてこの店の看板でもあるらしい、塩ハラミ。流石看板と言われるだけの皿である。この美しいピンク色と均一なサシを見るだけで肉質の上等さがうかがえる。既にハラミ刺しでそのフレッシュ度合いと旨味は分かっていたが、やはりハラミは焼くに限るね。生の状態であれだけ上品な味わいを見せていたのに、焼いたとたんに全く別の食材に感じられる程、その活性化された旨味が口の中に溢れかえる。まさに真夜中は別の顔、昼は漫才して夜はポン酢冷やすといった感じか(意味分からん)。
『カルビは普通のと特上のとありますけど、どっちにします?』と聞かれたので、勿論特上を頼む。すると来たのは見事なサシの入った。ザブトン。ママ、それは肩ロースですよ・・・・と、細かい事はいいとして、これまた見事なお姿のザブトンが目の前に置かれた。もう食う前から口の中にじんわり広がる旨味が想像出来て、これだけでご飯3杯は行けそうだ。こういう肉は3秒ルールで食うに限る。無理言ってご飯を貰って(〆の卵ご飯を半分に減らしてもらったw)、片面だけ軽く焼いたザブトンで巻いて食う。ジャンボとなんら遜色ない上質のザブトンを、ジャンボより好みな味付けのタレで、ジャンボより遥かに美味いご飯(これは後で触れる)と食う至福。感動で言葉が出ない。
ホルモンも実に素晴らしい。丁寧に下処理されて美しい光沢をたたえる美肌の腸や胃。それを岩塩と粗挽きのコショーで頂く。こういう食い方は初めてだが、ごく荒く挽かれたコショーが意外にも良く合う。良く焼いても丸まらないのは鮮度のいい証拠。半生でも良く焼きでもとても美味しい。
ここからはお母さんの総菜シリーズ。まずは茹でタンだ。程よく弾力と旨味を残した実にいい塩梅の茹で上がり。一本丸ごと、皮ごと煮込まないとこうはならない。余計な味付けはしてないので、タンそのものの旨味を十分堪能出来る。
続いてさつま揚げ。七輪で焼いて食す。鹿児島から取り寄せているのだろうか、昨年歩き食いしたさつま揚げを思い出す。〆には最適なホッとする味。
『トマトサラダです』といって出てきたのはただ縦2つ割りにしただけのトマトw。塩すらかかってない。しかし、ここに写真を載せたくなるほど美味い。甘さもさることながら、とても濃厚。これでトマトソース作ったらうめぇだろうなぁ....これなら塩、ましてやドレッシングなんか全く必要ない。
そしておおとりを飾るのは、これも看板メニューの一つである卵ご飯。先月庭つ鶏で食った卵ご飯も凄かったが、ここのも実に美味しい。卵の味の濃さもさることながら、米がやたらと美味い。先日の天ぷら美かさとはまた毛色の違う美味さだが、美かさの襟元をただされるような突き詰められた美味さに対して、こちらは実にホッとする美味しさ。米を美味く炊くには水も大事だと思うが、この目黒のど真ん中で良くこれだけ美味いご飯が炊けるものだ。釜は業務用の良く見かける電気釜のようだが、是非美味く炊くコツを聞いてみたいものだ。実に気持ちのよい、人気の程も納得出来る感じのいいママなので、何度か通って素直に聞けば、もしかすると教えてくれるかもしれないな。
今年は既に、米沢屋、美かさ、そしてここBig mamと、昨年のベスト20クラスの店に3軒も訪れる事が出来た。そして来月の3連休には、久しぶりに岐阜に行って、地元の一部の人間くらいにしか知る事すら出来ない、行く前から殿堂入り確定の店に何軒か訪れる予定だ。毎年出足は順調なんだが、今年の滑り出しは神がかってる。これには車の導入が実に大きい。実はこの日、人生で初めて車で東京に行ってみたのだ。免許を取って3日目の事であるw。夜&豪雨の246はなかなかスリリングであったが、こうして行きたい店にタイミングそ選ばず行けると言うのは、このblogにとって大きな戦力になるだろう。こうした外食だけでなく、メインのパスタの素材も、例えば朝小田原まで飛ばして港で魚介を買い込んで、そのまま昼からパスタを打つなんて事も可能だ。実際、これから写真を載せる予定だが、既にいくつかレアな食材にぶち当たっている。これがワクワクせずにいられるであろうか。皆様、是非今後の更新を楽しみにしてて下さい。
Comments
またもや美味しそうな肉ですにゃー。
そして、卵かけゴハン!!!
今、猛烈にお腹が減ってるモーです。カモン!
Commenter: モー | 2007年01月31日 01:14