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'07 茨城縦断食い倒れツアー 〜その1:一日目昼食〜

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◆牛久大仏


 早朝6時過ぎに出発、東名から首都高、常磐道を抜けて牛久へ。まずはランチの前に世界一(ギネス公認)デカい大仏を見物に赴く。ここまで自宅から2時間半。途中渋滞もあったがGW初日としてはまずまずのスムーズさで予定より30分早く到着した。もうね、到着する前からその姿が見えてるんだけど、あまりのデカさに着くまで笑い止まらずw。全長120m、足の親指の厚みがほぼ人の身長。どんだけのパワーと資金を費やしたのか知らんが、こんな場所にこんな凄いもん作れる日本は、色んな意味で平和な国である。
 

 

 

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 外観(特に下から見上げた時の迫力と言ったら)の凄まじさもさることながら、内部もまた凄い。さながら巨大な仏像の形をした洗脳装置w。入場料を払って中に入ると、入り口で待ち構えているオバハンに誘導されて、まるでシンデレラ城かホーンテッドマンションのように真っ暗な部屋に入れられ、リバーブのかかった幻想的(かつ若干ネガティブな)説法を聴かされる。暗闇の中ですっかり今の世の中を憂う気分になったところで、突然目の前の扉がスーッと開き、奥に天井から差し込む一条の光と、周り配置された幻想的な光に彩られた仏像が目に飛び込んできて『南無阿弥陀仏と唱えれば、全てが良い方向に』的な事を説かれます(その『幻想的な光景』についてはこちら参照)。ここで『はぁ〜、仏の教えこそ道しるべだわ!』となるわけですな。最近の仏教の世界はエンターテインメントな要素も取り入れて現代的に進化してるのね。
 .....と、普通ならこうなるわけですが、流石に地方の仏教施設。計算し尽くされ、鍛え抜かれたスタッフを擁するディズニーリゾートとはひと味違う。ちゃんとオッペケペーなオチを用意していてくれた。部屋に入れられ、扉を閉めて真っ暗にする前に、事もあろうにオバハンが間違えて目の前の扉を開けてしまい、世を憂う気分になる前に『希望の光』を御開帳w。しかしなんら悪びれる事無く『あら、開けちゃったわ』と笑いまじりに言って閉め直して終わり。その後部屋を真っ暗にされてネガティブ説法を聴かされ、あらためて扉を開けられても、『それ、さっき見たから....』と思うだけ....駄目だろ、それじゃw。

 まぁそんな腰砕けなエピソードで始まった旅ですが、本来の目的は大仏ではなく食い倒れ。俺は仏以上に美味い食い物を信じますw。つーことで再び車を飛ばし一路つくば市へ。


◆一日目昼食:TRATTORIA E PIZZERIA AMICI


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 記念すべき茨城ツアー初食事は、今年の3月にオープンしたばかりのピッツェリア、つーか本格的ナポリ料理の店。都内や自宅近辺にも最近多くの本格的ナポリ・ピッツァを出す店が増えてきたが、その熱は地方にも飛び火しているようだ。先日も名古屋でなかなかに美味しいピッツァを頂いたが、行く先々で美味しいピッツァを頂けるのは嬉しい事だし、そもそもピッツァは、美味しい水と空気がある土地で、青く高い空を見ながら食いたいと思う俺にとって、地方の自然豊かな長閑な場所に美味しいピッツェリアが出来るのであれば、それだけで車を飛ばして行きたい衝動に駆られる。
 そう思っている俺にとって、この店のシチュエーション(目の前は綺麗な並木道)や内外装の雰囲気(白く美しい砂壁)は、都内では決して実現出来ないであろう最高の環境であった。もう店に入る前から来て良かったなぁと思わせる店にきたのは久しぶりの事だ。この店のある通りは、道自体も綺麗な並木道で車で走ると実に気持ちいいが、この店以外にも色々と良さそうな店があって、自然豊かなのに田舎臭さが無い。木々と最先端科学が同居する街だからだろうか、この辺につくばという土地の魅力をかいま見た気がした。


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 俺はメインも入れたランチコースを選んだ。まずは前菜の盛り合わせから。モルタデッラやカポナータなどにフカッとしたフォカッチャを添えてある。どれも日本人好みの上品な味付けにアレンジせず、パンチの効いた味付けで好み。勿論これだけでは判断のしようが無いが、雰囲気や接客など含め、大いに好感が持てる。


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 さてお待ちかねのピッツァ。相方はマルゲリータ、俺は今回珍しく変化球で攻めてみた。マーレ・エ・モンティ。色々なキノコと海老、つまり海と山のピッツァだ。流石にガエターノ学んだピッツァイオーロが焼くピッツァ、生地の塩加減、クリーミーなモッツァレラ、薪の焦げた香り、どれも素晴らしい。生地は薄めで食べやすく、それでいて耳の部分のモチモチ感もちょうどいい。特にモッツァレラが味、量ともに良いね。ちなみに相方のマルゲリータも少し食べたが、トマトソースが甘く爽やかでこれも相性抜群。期待通りの味で大変満足。これならこの地でもすぐ繁盛店になるでしょう。しかしこれが地方の特色なのか、相変わらず隣の席の女性は耳の部分を全部残していたけどね。まぁ、他人が何をどう食おうと構わないが、ここのはピザーラのピザじゃないんだからさぁ、勇気を出して食ってみろよ、とは言いたい。


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 メインは流れで魚をチョイス。今が旬のアイナメのグリル。これも下手な小細工せず塩加減もパンチがあり、素材そのままの味わいが生きていて好感。ちゃんと皮と身のコントラストが付いてて良い焼き加減。魚も大洗あたりで揚がったものなのか、鮮度を感じるもの。見た目通りの味で驚きは無いけど文句も無い。期待を裏切らないと言う意味で素晴らしい。


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 〆のデザート。実はこれが一番心に残った。ピッツァも勿論美味かったが、デザートのレベルは相当高いと見た。上が俺の頼んだチョコレートのトルタ、下が相方の色んな木の実の入ったセミフレッド。どちらもとても美味しかった。美味いものは基本的に何でも好きな俺だが、中で一番興味の薄いのがデザートの類い。それでもこれだけ美味しければ流石に感動もする。たまプラのデフェールのような洗練された方向とは対極の方向性であるが、しっかり甘いのにくどくなく、素直さを感じる味。混じりっけがないというか、どこか懐かしさも感じる。そして一緒に出されたカッフェもとても美味しかった。終わりよければ全てよし。って、悪いところは一つもなかったんだが。


 今回もまたさい先よいスタートである。素晴らしいシチュエーションに良い料理、接客も高感度高し。基本的にピッツェリアでパスタは頼まないが、これならパスタも十分期待出来そうだ。おまけに名古屋のcesari! と違って客層も、少なくとも俺が居た時は、土地柄か皆大人な感じで大変良さそう。まだ出来たばかりの店だけど、今後が大いに期待出来る佳店であった。

 そんなわけで、大変良い気分で店を出たのがまだ12時過ぎ。時間はたっぷりある。予定しているデザートの前に、腹ごなしに長年の憧れの地を目指す。


(続く)

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