インドマグロと春野菜の和製ジェノベーゼ
去年の春にも作った冷製の和製ジェノベーゼ。もはやこれを作らないと春という気がしない。例によってバジルの代わりにシソの葉を使い、昆布と焼きあごとローストした甘エビの殻で出汁を取り、アンチョビ、ふきのとう味噌、しょっつる、柚子胡椒、すりゴマなどと一緒にフードプロセッサーでペースト状にするだけ。今回は北部市場で安く入手したインドマグロを使ってみた。つっても火を入れて旨味をソースに生かすわけではなく、生をオリーブオイルと塩胡椒でヅケwにして、ボッタルガ・トンノと軽く和えたものを上にあしらう感じ。使った野菜は前回同様たらの芽とこごみと若竹ね。それぞれ軽く塩ゆでしてすぐ氷水に取って冷まします。去年はこれに塩抜きした八重桜の花を散らして花見バージョンにしたが、マグロの味の主張が強いので今回は無しで。色もピンクだしね。
しかし、他の魚も勿論そうなのだが、マグロ程市場で恩恵を賜る魚も無いね。スーパー等で買うのがばからしくなる。刺身は勿論、ヅケ、炙り、ステーキ、生姜焼きなど、使い勝手もいいし。そうだ、今度パスタ素材用に自家製オイル漬けを作ってみようかな。