クタクタ茄子とブロッコリーのニョッキ・サルディ ニジマスの香草焼き添え
えー、今回は久々にレシピ付きです(難しくないのを思いついたので)。以前作り方を書いた魚介のブロードの使い道をもう一つくらい書いておこうと思い、ニジマス(つーか川魚ならなんでもいい)を使ってパスタを作ります。まぁレシピ付きつっても今回は分量は適当w。書かなくても恐らく分かるようなレシピです。出来上がりの量は俺の一人分なので実際は二人分出来るでしょうw。
・小さめのショートパスタ(今回はニョッキ・サルディ)150g~170g
・ニジマス(岩魚でもヤマメでも、とにかく川魚)2尾
・ニンニク一かけ
・茄子一本
・ブロッコリー一房
・魚介のブロード+水(7:3くらい)
・イタリアンパセリ、タイム、ローズマリー、セージなど(好きなやつを用意)
・塩、こしょう、オリーブオイル、白ワイン適宜
まずニジマスのハーブグリル用の仕込みをやっておく。耐熱皿に置いてイタリアンパセリ、タイム、ローズマリー、セージなどのハーブを千切って表面と腹の中にまぶしてEXVオリーブオイルと塩こしょうを振ってしばらく放置。その間に他の素材の下ごしらえ。茄子は1.5cmくらいの角切り、ブロッコリーは小さめの房に分ける。ニジマスはワタを取って軽く鱗を取り、良く洗っておく。ニンニクは縦半分割りで軽くつぶしとく。パスタ茹で用のお湯も湧かしておく。オーブンは150℃に設定して余熱をかけとく。
大体15~30分寝かせたら、オーブンで30〜35分グリル。焼けた頃に出来上がるように考えながら以下のプロセスを踏みましょう。
オリーブオイルにニンニクと(マリネに使った)パセリの茎を入れ、弱火でじっくり香りを出す。写真くらいに色が付いたらオッケー。
ニンニクと茎を取り出し、火を強めてもう一匹のニジマスに軽く塩をして焼く。こしょうは焦げて苦くなるのでふらない。外はこんがり、中はふっくらが理想。あまり強すぎると中まで火が十分通る前に焦げるので注意。焦げると油が臭くなるのでこのあと使えなくなる。
焼けたら取り出して身をほぐす。これは下の野菜を炒めてる間にやると良い。
そのまま茄子とブロッコリーを投入。最初は強火で炒めて、しんなりしてきたら白ワインを振る。ある程度アルコールが飛んだら野菜が浸るくらいまでブロードを入れる。写真よりもう少し多めに。
たまにヘラで軽くつぶしながら中火で煮込み、5分くらい経過したら先ほどほぐしたニジマスの身を投入。ヘラで潰しながら全部の素材が渾然一体となるように煮込む。火は徐々に弱めていく。グリルの焼き上がりが残り10分になったらパスタを茹で始める。
パスタの茹で上がり時間2分前になったらパスタを上げ、フライパンに投入(写真参照)。軽くあおってそのまま2分一緒に煮込む。2分後にフライパンの底にほぼ水分が無くなってるのが望ましい。火加減や途中で水分を足したりして調整しよう。出来たら火を止めて塩こしょうで味の微調整。塩は恐らく殆ど入れる必要ないハズ。
パスタを皿に盛りつけて、焼き上がったニジマス(一人一皿に分ける場合は半身にして分けましょう。一人一尾だと流石に多いかもw)を上に乗せてイタリアンパセリを飾って出来上がり。上に乗ってる香ばしいニジマスをほぐしながら食べる。ソースに溶けたクタクタの身とカリカリホクホクの身の二段構えの味が楽しめます。また、今回は無性に川魚が食いたくなって作ったのだが、今の時期はサンマでやっても美味しいでしょう。その場合ソースにはイタリアンパセリのみじん切りを加えるといいかも。
ブロード作るのが面倒という人は水でやってもいい(勿論ブロードを勧めるが)。その場合最初のニンニクはみじん切りにして、一緒にアンチョビを2,3尾ほど炒めると良い。ほぐし身を入れるタイミングは白ワインを入れた直後くらいの早い段階で。
ちなみにこのレシピは米(リーゾ)でやってもいい。その場合はニジマスをフライパンで焼いた後、残った油でエシャロットのみじん切りを炒め、その後米(1カップ弱)と白ワインを入れて炒めましょう。茄子とブロッコリーは別鍋で柔らかく茹でておいて、米が7割がた煮えた頃にほぐし身と一緒に投入。仕上げにバターではなくオリーブオイルを振るといい。リゾットだと雑炊気分でより楽しいかもね。
以上、ブロードの使い道に困ったら試してみるよろし。