ほうれん草とレバーペーストのトルテッリ フェゲティーノと色々野菜のスープ仕立て
ここのところずっとVietriのパスタばかり使っていたので、今回は久しぶりに手打ちパスタを作る事にした。折角久しぶりに打つので、贅沢にも、先日のエントリーでも紹介したキュルノンチュエの激旨レバーペーストを使って詰め物パスタを作って、フェゲティーニを惜しげ無く使ったスープで煮込み風のスペシャリテに。こんなのどんな高級リストランテでも作らんだろうなw。
詰め物の中身は、レバーペースト、塩茹でして刻んだほうれん草、手製のリコッタチーズ(リコッタは自家製に限るよ)を混ぜ合わせ、塩胡椒で軽く味つけただけのもの。これだけでもう死ぬほど旨い。パスタは卵黄と強力粉、薄力粉のみを使った生地で作った。一方スープの方は、玉葱のみじん切りと生ハムを炒めてしんなりしたら細切りにしたフェゲティーノとローズマリー、タイムを入れてさらに炒め、そこにストックしてあった比内地鶏のガラなどでとったブロードを入れ、あらかじめ軽く湯がいておいた角切りの水茄子、ズッキーニを入れて柔らかくなるまで煮込み、仕上げ直前に斜に切った満願寺唐辛子と別鍋で茹でたトルテッリを入れて一煮立ちさせて出来上がり。盛りつけたら上から刻んだチャイブをパラパラと振る。
いやぁ、これは久しぶりに会心のメニューになった。全体をレバー独特のコクと仄かな薫製の香りが支配していて、その旨味をまとった水茄子とズッキーニが最高に美味い。勿論パスタはレバーペーストのおかげでメイン料理のような存在感を放ち、また後から入れた満願寺唐辛子のスッキリした辛みが全体を引き締めてくれる。トルテッリは詰め物が少し少なくて生地の部分が多くなってしまったけど、自分の中ではほぼ完璧と言える出来。流石に詰め物パスタは作るのに時間がかかるけど、それに見合った喜びがある。次のパスタ会で披露してみよう。