子持ち鮎のなれ鮨とアスパラの手打ちタリアテッレ
そしてこれがゴ君に捧げた2品目。この日のために暖めておいたメニューだ。なぜならこの人こそ、俺に鮎のなれ鮨をもたらした張本人なのだから。以前、おっかなびっくり作ったクリームソースバージョンで大体『ソースにしたらどうなるか』の感覚がつかめていたので、今回は思いっきりなれ鮨の味を全面に出して作った。そういう意味では今回が正真正銘、鮎のなれ鮨パスタだ。前回クリームでマスキングしたなれ鮨の酸味を、今回はバターでじっくり炒めたタマネギの甘みを使ってコントロールした。それに以前作っておいた金目のスープ、白ワイン、旨味の補強に少量の牡蛎を加えた。固めに茹でたタリアテッレにそのスープを吸わせて、仕上げはEri-tinのお土産ペコリーノ・トスカーノ。これなら、この子持ち鮎のなれ鮨の開発元である泉屋さんにも十分食べて貰える仕上がりだと思うがどうだろうか。って言われても写真だけでは分からんわなw。
あ、そうそう、隠し味には同じ泉屋さんの鮎パテも少し使っている。これもまた美味いんだよなぁ。まぁこのパテと鮎のなれ鮨を使ったパスタなんて普通に考えたら贅沢極まりないけど、それに恥じないメニューである事は間違いない。これも俺なりの『和風』パスタの一つの形だ。