国宝犬山城
大満足&腹で昨日を終えた我々は、翌日は午前中遅めに活動開始。昼に秘密の会食を経て、午後は散歩がてら国宝犬山城まで足を伸ばした。何を隠そうワタクシ大の城好き。まぁ、あくまで俺の旅のメインは美味いものであるが、近くに城があれば必ず行く。ましてや犬山城は、日本で4つしかない国宝に指定された城のうちの一つであるゆえ、行かないわけにはいかない。既に岐阜城、大垣城(それぞれにまた美しい)を制してる俺にとって、いよいよメインイベントといった感じか。この城は、天守閣そのものも勿論美しいが、何より遠景で見る姿がいい。木曽川を山から覗き込んで見下ろすように佇んでいる天守の姿は、哀愁すら感じる。
なんだかんだと結構な距離のドライブになったので、着いたのは閉門ぎりぎりの4時前。急いで天守に向かう。岐阜城のようにロープウェイを使う程高い山ではないので、歩きも比較的楽なのだが、何故か城につきものの老人観光客が殆どいない。むしろ若いカップルなどの方が目立つ。経験上、城なんて処はどっちかっつーと線香臭いジジィババァが集まる場所のハズだが、流石国宝。デートスポットにも使える程神通力があるという事か。
と思ったが、そうではなかった。ちゃんと理由があったのだが、それは天守に登ってみて分かった。天守の中の階段が異様にキツいのだ。階段つーか殆ど梯子。これじゃぁお年寄りは危なくてとても連れて来れない。最上階からの眺めが絶景だけに、連れてきても余計寂しい思いをさせるだけだ。
天守の中は、様々な城にまつわるものの展示や歴史の解説など、結構楽しめる。そして結構な労力を使った果てに味わえる景色はまた格別だ。国宝なのもうなづける。この辺は岐阜と愛知の境目あたりだが、何か美味いものはあるのだろうか。何か探してまた来ようと思う。
あっというまに夕方を過ぎ、お待ちかね、この日のメインイベントである夕食に向かう。岐阜で焼肉といえば養老にしか行かなかったが、俺と同様肉に異常なこだわりを持つ肉友で、岐阜出身の大工君の行きつけの店が岐阜市にあるというので、今日の夕食はそこに決めていたのだ。予約の電話も既に入れてある! 山城登って腹も減らした! 準備万端で意気揚々と岐阜に戻る。