あき津の明太子と柚子胡椒を使ったジェノベーゼ
先日(つっても2ヶ月くらい前)、田中屋の若旦那が歳時で東京(つーかセンター北)に来た時、お土産にあき津の明太子と柚子胡椒を頂いた。いつも悪いね。明太子は限定の極附(きわめつけ)というやつ。これが美味いのなんのって。間違いなく明太子に対する悪しき先入観が覆されるね。もっとも、いくら美味いからといっても、とても自分で買おうという値段ではないが、お土産にはさぞかし喜ばれるだろうねぇ。
一腹食って考えた。こんだけ美味いもの、そのまま食うのは勿体ない(←普通逆だろ)。これぞ、俺が求めていた明太子パスタの素材だ。クセも雑味もなく、他の素材やソースとも馴染むし、かといって明太子独特の風味はしっかりあるので具材としてしっかり主張する。自家製のバジルペーストとの相性は最高だろう。明太子は意外と濃厚なので、そこに同じあき津の柚子胡椒(これも激ウマ)で爽やかさとさらなる刺激をプラス。バター? そんな、折角の風味を台無しにするようなものは使わない。この場合はEXVオイルの香りさえ邪魔になるので、あえてピュアオイルを使った。併せた具材は、考えに考えた挙げ句、さっと茹でてアクを抜いたどんこのみ。いつものようにホイル焼きにすると香りが主張しすぎるので、あえて茹でただけ。そして一番肝心なのは火の入れ具合。特徴的なツブツブ感に瑞々しさを残すように、最低限の熱が通った瞬間器に上げる。パスタの熱も計算しないといけない。ま、こんだけ細心の注意払って最高の素材使って作れば不味いわけが無いわ。
これが、世間の殆ど全ての明太子パスタに否定的な俺が作った明太子パスタ。これなら自信持って人に出せる。ただしコストが高すぎて滅多に作れないけどw。
Comments
「明太子パスタなんぞ作らん!」と言ってたおっちゃんの作る明太子パスタ、激しく気になります。
まあ、ボクはバターたっぷりのいわゆる明太子パスタがすきだったりもするんですが。
Commenter: matsu
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2007年12月27日 12:03