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厚木大勝軒@厚木

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 折角休日&ニューカー入手ということで、日帰りで温泉に行く事にした。午前10時頃家をでてすぐさま川崎から東名に乗ると大渋滞....しまいには通行止めになる。どうやら3件事故が発生したらしい。仕方ないのでとてつもなく長い時間かけて横浜町田で高速をおり、チンタラ下を走る事にした。しかし料金所付近はパニックになりすぎてバカの見本市状態。料金所抜けてから車がすし詰め状態で全く進まない事に業を煮やしたデカいトラックが、何かわめき散らしながら入り口から突如フェンスを抜けて出口の方へ強引に突っ込んできたり、逆に俺の横にいたゲッツ板谷顔のオッサンは、何を思ったのかもうすぐ出口なのに入り口側へ突っ込んで行き、そのまますし詰めの車の中を、モーゼの十戒のごとく列を割りながら堂々と横断して行ってる.....去年深圳で見たなぁ、こういう光景。まだまだ日本にも民度の低さを感じさせる輩は沢山いる。電車に乗っていると気付かない事が多かったが。
 無事料金所を抜けても246は想像通り超がつくほどの渋滞。厚木辺りに着く頃には午後2時になっていた。朝飯も食ってないので流石に腹が減り、急遽厚木で246をおりて、久方ぶりに本丸亭でラーメンでも食う事にした。246から本厚木に向かう途中のスリーエフで一息入れて、いざ向かおうと車を走らせると、すぐ先に『厚木大勝軒』の文字が....気付けば時間は既に2時10分を回っている。本丸亭は15時までだから、麺切れの可能性が限りなく高く、行ってもフラれる確率が高い。そういえば本家池袋が、50年以上に渡る長い歴史に終止符を打ったではないか。そういうタイミングでこの偶然の発見。しかも運良く満員の駐車場から丁度車が一台出て行った。これは行かいでか! 正直、雨後のタケノコのごとく湧いて出る大勝軒の支店(まぁ本店もか)でいい想いをした記憶は殆どない。それでも、白地に黒く力強く描かれた『厚木大勝軒』の文字からは、前述の偶然と相まって何か引力のようなエネルギーが感じられた。『うちは他とは違うよ』と。

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 暖簾をくぐり中に入ると、とても感じのいい若い店主がとびっきりの笑顔で迎えてくれた。過剰と言っていい程の慇懃さだが、嫌みな感じは全くない。そして店内に漂う香りはまぎれもなくアノ香りだ。嗅いだ瞬間『グゥ』と腹が鳴る。これなら多少期待はずれでも完食は間違いないだろう。

 頼んだのは当然特製つけそばの中盛り(半熟味玉をトッピング)。ここ限定の辛みそにも魅かれたが、今までと違って足があるため、『またくればいいやな』と余裕で券売機のボタンを押した。窓際の席につき、目の前に停めたマイカーを眺めながら待っていると、あの太麺のハズなのに想像以上に早く麺が茹で上がってきた。『大丈夫か?』と思いつつも早速スープをすする。うお、なかなかに美味しいではないか。つーか今まで食った大勝軒の中で(勿論本店よりも)一番美味いかも。ボディの弱さと過剰な魚介風味は他と同様だが、嫌みな旨味は感じない。動物系特有のパンチは少ないけど満足感は決して低くなく、むしろ上品な旨味がしっかり感じられて飽きさせない。多分直接魚粉などを投入して単なる弱いスープになっちゃうのを避けているのだろう。味付けも、(大抵の場合、強過ぎて食ってる途中からどんどん喉が渇いていくのだが)酸味甘みともに適度でかなり好み。う〜ん、これは偶然見つけて入ったにしては上出来過ぎるぞ。
 対する麺も、あの特有のプヨプヨ感を残しつつも、中途半端な支店にありがちなデレデレに伸びたような状態ではなく、しっかり歯ごたえが感じられ、噛む程に歯に感じるモチモチ感が実に心地よい。粉の風味もそれなりに感じられるが、逆に主張しすぎる麺だとこのスープとの調和が取れないだろうから、バランスと言う意味では絶妙と言っていいレベルだと思う。具も全くもって大勝軒の味なのだが、密度感のあるチャーシューをはじめ、それぞれにレベルは高かった。総じて出来過ぎなくらい満足度の高い一杯であった。

 勿論期待していなかった所為もあるだろうが、あえて本丸亭(俺の中では、首都圏で10本の指に入る好きなラーメン店)に行かなかった事を、後悔どころか良かったとさえ思わせる説得力があった。そして食後感は紛れも無くアノ大勝軒を食った後のものだ。全く、大勝軒のくせにw、これほど満足感のあるつけそばは初めて食った。加えて店主の人柄もサービス精神も(一見なので断言はできないが)とても良さそうだ。大勝軒のつけそばなんてもう4、5年は食ってないと思うが、食の神、というより山岸さん本人のご威光wによって導かれたとしか思えない巡りあわせによって、(事故渋滞によって全ての予定が狂い)今までで最悪の旅のスタートになりそうなところをものの見事に救われた。どんなに不味い支店にあたろうとも、何かに引き寄せられてフラフラと立ち寄り、結果、(確率的にはかなり低いが)突然変異で生まれたようなこういう素晴らしい味に出会える。これももやはり大勝軒という名前が持つ偉大さなのだろう。


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 ちなみに、その後行った日帰り温泉は、箱根宮ノ下温泉楽遊壽林自然館というところ。詳しくはリンク先を参照の事。入浴料は2500円と日帰り施設にしては高めだが、それを補って余りある施設です。中でも露天風呂から眺める雄大な山々を臨む景色は素晴らしい。特にこの日は、行った時間が良かったのか(着いたのは夕方4時半過ぎ)、祝日にも関わらず客が少なく、景色と風呂を独り占め出来て最高でござんした。日帰りで行ける温泉としてはかなりお勧めです。


 こうして、遅い昼飯と日帰り温泉のおかげで、たった一日の休みなのにすっかりリフレッシュ。しかしさらに追い打ちでこの後の夕飯もなかなか素晴らしかったのだけど、続きはまた後ほど。

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