鳴門金時のリゾット 阿波尾鶏のハーブグ゙リル添え
俺の弟は今、カミさんと一緒に徳島に住んでいる。年初に久しぶりにこちらに帰ってきたので、ついでにオフクロともう一人の弟、姪っ子も呼んでウチでパスタを振る舞ったのだが、彼らが徳島に帰ってしばらくして、パスタのお礼という名目で箱一杯の鳴門金時を送ってきた。砂地で育てられた、綺麗な黄金色の果肉を持つこの芋は、単にふかしただけでも、甘みが強くパサつきなど全くない芋である。確かにこの甘みはお菓子に合うと思うが、みそ汁に入れてもきんぴらにしてもとても美味しい。その芋の甘みを生かして、トリガラで取ったブロードを使ってシンプルなリゾットにした。合わせた具材は同じ徳島産の阿波尾鶏。こちらもシンプルに香草でグリルしたものを乗せた。サツマイモのリゾットは初めて作ったけど、やはり素材がいいとそれだけでとても美味しいものになる。彩りを考えて余計な緑とか入れないで良かった。バターとパルミジャーノも良く合うし、動物系の濃厚な旨味にも全く負けない。鶏の代わりにゴルゴンゾーラと蜂蜜をあしらっても美味しかろう。これも我が家の定番になりそうである。