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リチェッティ 団扇海老とアスパラのクリームソース

cream21.jpg

 いつもの川崎北部市場で、珍しく団扇海老を発見。それも、ラッキーなことに活きたやつ。以前静岡で食って以来焦がれていた、あの、グロテスクな外見からは想像もつかないほど、滋味深く甘みたっぷりのしっとりした肉質を想像するだけで興奮してしまい、思わず5匹購入。早速パスタ会でパスタにして披露してみた。
 ソースは当然クリームソース。始めに蒸し焼きにする時、半分に割って切り口を下にしてフライパンに並べるのだが、フライパンの上にあのグロテスクな衝立てが並び、蓋で蒸されてそれらに湯気が霧のようにまとう様は、さながらギーガーの描くような世紀末感がたっぷりの様相。とても料理をしているとは思えないw。しかし流石団扇海老、その見た目とは裏腹に、旨味が強く直ぐソースに味が染み込んでくれる。その味は、他の海老よりも甘みが強く濃厚な味わいになるので、白ワインとともに香り付けに某ハーブリキュールを少量入れた。ミソは取り出してソースに溶かし込んだが、身の方は殻から出さずあえて姿のまま出した。静岡で食べた時に、身をほじくって(というよりスルスルと取れる)食べた感覚が楽しかったからだ。結果、ご覧のように異様な佇まいの皿にw。しかし、通常の車海老ともスカンピとも、勿論ワタリガニとも違う、濃厚で甘みの強い味わいと、『プリッ』と『シットリ』の間の子のような食感がとても楽しく美味しいソースになりました。素材さえ手に入ればいつでも作りたいパスタの一つだな。ちなみに、中央のオレンジの物体は卵。5匹のうち一匹だけ抱えていたので、ソースに溶かさず丁寧に取って皿の中央に飾った。これがまた甘くて美味いんだ。見た目はグロいが、こいつにこそ『天使の海老』の称号をあげたいw。


PS:
 この皿で4匹使って、残る一匹はどうしたかというと、翌日食った麻婆豆腐に使いましたw。ミソを取っておいてからトリガラスープで少し煮込んで身を取り出し、ミソと一緒に刻んで挽肉と一緒に炒めました。その後に投入するスープも当然トリガラ+団扇海老。実山椒のピリリの奥に、団扇海老の仄かな甘みが覗く、なんともいえない深い味わいになりました。隠し味にオイスターソースを使うより数段上品で深い甘みが出ます。が、こんなこと滅多に出来ないし、活き団扇海老を手に入れたとしても、まずは普通に茹でて食うのが何より美味いので皆さんは是非そうして下さいw。

Permalink | クリームソース , 自作パスタ | ▲top

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