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筑紫楼@広尾

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 昨日、半年以上ぶりに髪を切った。それもいつもよりかなり短めに。理由は、運転免許取得に際し、今の状態では支障が出かねないからだ。つまり、アフロが伸び過ぎて巨大化し、免許の写真に収めようとすると著しく顔が小さくなってしまう危険があるからなのである....アフロという髪型は、手入れも楽だし坊主と同じようにラフに扱えるので気に入っているのだが、車の運転には何かと支障が出る。例えば、前述の写真の他に、バックミラーをどう調整しても、自分の髪の毛に隠れて後方の視界1/4ほどが妨げられるとか(泣)。これからさらに寒くなるので切りたくは無かったが、致し方ない。ついでに無精髭も剃って気持ちもさっぱりとしてみた。
 しかし生憎この日の夜は、頭皮が凍るかと思うほど凍えるように寒く、散髪を後悔させるには十分なほどの気温。切り終わって美容室を出た瞬間思わず腿上げダッシュをしてしまう程だ。『これは家までとても持たん!』と思い、美容室から恵比寿に向かう途中にある筑紫楼にピットインしてフカヒレ入り煮込み麺で身体を温める事にした。まぁ有名店で誰でも知ってる店だから、今更俺が特に書く必要もないと思うのだが、ここのフカヒレ煮込み麺(ご飯でもいい)はやはり絶品である。特にこんな寒い日に発揮する威力は計り知れない。恵比寿駅から美容院までは10分ちょっと歩くが、こんな底冷えのする夜でも、この一杯があるというだけで全く苦にならないのだ。

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 最初に正直に言ってしまうが、ここにフカヒレ麺を食べるため以外に来る理由は、俺には全く思い浮かばない。別に不味くは無いが、ここより安くて美味い皿を出す店を俺はいくつも知ってる。フカヒレ麺だけでは足りず、または他の素材(野菜など)も補給しときたいなーという欲求がある時に頼めばいい。したがってこのチンゲンサイも、否定すべき要素は見当たらないが、このblogの趣旨に則って特にコメントはしないw。


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 正味10時間弱ほど美容室の椅子に座り続けていて流石に腹が減ったので、麺だけでは足りずに点心も注文。水餃子と迷ったがこちらを選択。まぁこれも言葉で言うと、皮のモチッとした粘りと、餡の弾力と豊富な肉汁が良いコントラストを生んで、上品な味付けと相まってなかなかの味....という事になるが、その言葉以上でも以下でもない。フカヒレ麺(orご飯)のあの魅力に比べたら、特に注文する必要性は感じない。どうしてもその時小龍包を食べたい気分なら注文しても損はしないと思うが。


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 まぁ何はともあれこれである。しかも勢い余ってフカヒレ姿煮乗せ。このスープはやはり素直に凄いと思う。姿乗せは3000円、普通のフカヒレ煮込み麺は1500円だが、十分その価値はある、というより、少なくとも姿乗せじゃ無い方は安過ぎると思う。とにかく味がグローバルw。中国料理であるという前提は必要ないほど誰が食べても美味いと言うのではなかろうか。中華というカテゴリーにとどめておくのは勿体ないというか、色んな料理に応用したい衝動に駆られる。
 とはいえ、フカヒレ自体に動物系のような濃厚な旨味成分が含まれてるわけではない。全ては、干し貝柱やオイスターソースの効いたここのスープが、フカヒレの持つ独特の食感や上品な旨味と絶妙にマッチしているということだ。別にフカヒレを高級食材としてあがめ奉るつもりは毛頭無いし、フカヒレを食ったからって何のステータスにもなりはしないが、少なくともこの一杯の魅力は、他のどの食材でもなく、フカヒレの持つ特性があって初めて生まれるという事は確かだ。例えば同じコラーゲンたっぷり食材の牛のすじ肉やアキレス腱では、色んな意味で主張が強すぎてこうはいかない(勿論これはこれで魅力的であり、それにあった調理法があるのだけど)。
 ただし麺は、そのスープの保温力ゆえ割と早く伸びるw。しかし伸びるといっても柔らかくなるだけで、どこぞの不味いラーメン屋みたいに異常に量が増えたり、歯ごたえが全く無くなってしまうわけではないので、この熱々のスープの魅力を鑑みればさして問題は無い。


 なんとかこの味を再現してパスタソースにも応用してみたいのだが、このスープは温度が高いアツアツの時に一番美味いように味が作られている(冷めてくると、だんだんしょっぱくなって旨味も過剰になってくる)ので、たとえ上手く再現出来たとしても、パスタに応用するのは実に難しい。どう考えても、それがパスタに最適な温度ではないからだ。そんな事一つ考えても、料理というのは実に奥深い。

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