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ディスキィ・ボランティ 和牛アキレス腱のトマト煮込みソース

tomato21.jpg

 またまた、神戸のとあるお方(我が家では『紫のバラの人』、または『肉長おじさん』と呼んでいるw)から和牛のフレッシュミートを大量に頂いた。今回はタン二本、ハツ、ハチノス、センマイ一つずつ、アキレス腱1.5kg、そして小腸5.6kgであるw。それらが全部収まった冷蔵庫の中を見るにつけ、さながらバラバラ殺人事件の犯人のような気分になってくる。それを下処理しようとするとなおさら気分は凶器の犯罪者。何メートルにも及ぶ一本の腸をひたすら引っ張りだして細かく切り刻む、舌の皮を剥ぐ、心臓の血管を引きちぎる、胃袋は熱湯でぐつぐつ煮る.....おお、文字にすると実におぞましい。料理とは、ひいては食事とは実に野蛮なものだ。しかし、殆どの人は知らないこういう行為の果てに美味しい食事が供されるという事を知るのは大変重要な事だ。理屈で知るのと実際に体験するのとは大違い。少なくとも、クリスマスのレストランの、綺麗に飾られた二人のテーブルの上だけが食の全てではないのだ。

 勿論今回も、これらの有り難い食材を使って、定番の牛タン赤ワイン煮込みやトリッパのトマトソース煮込みなど様々な内臓料理(つーかパスタソース)を作るわけだが、その第一弾がこれ。ほとんどがコラーゲンで出来てて美容に大変よろしい、女性大喜びの牛アキレス腱を6時間ほど煮込んでトロトロにし、ミントとバジルを効かせたトマトソースで和えた一皿。スジ肉以上にだいぶ頑固なのでなかなか柔らかくなってくれないが、しっかり時間かけて煮込んでプルプルになった時の食感は最高。しかもそれで出たスープの味も大変いい。まぁ素人には滅多に手に入らない素材なので、普段我々はなかなか味わう事は出来ないが、もし食べたければ29日に我が家に来る事を勧めるw。
 ソースには、食感のアクセントが欲しくて小一時間煮込んだ花豆も一緒に投入。ソースには、小腸を下茹でした時に取ったスープを加えて旨味を増強した。Vietriのショートパスタとの食感の違い(似てるようでもあり、全く違うようでもあり)が面白い。脂分とアクは下茹での段階で徹底的に取り除いたので、見た目よりはさっぱり食べられます。

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