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カジキマグロのカマと米茄子のフズィッリ・ナポレターネ

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 パッと見このパスタ、なんだかシーチキンで作った賄いパスタのようにも見えますがw、意外と凝った作り方をしております。まぁでも発想は『勿体ないから』という所から来てるから賄い料理そのものだな。
 どういうものかといいますと、まずブロード用に入手した立派なカジキのカマをオーブンで良く焼き、身(血合いの部分は捨てる)を丹念にほぐします。残った骨はブロードに使い、このほぐし身をフライパンでカリカリ(黄金色より深い茶色)になるまでじっくり炒り、一旦取り出しておきます。別のフライパンにアンチョビとニンニクのみじん切りをEVオイルでじっくり炒め、その後タマネギとセロリのみじん切りを少々炒めます。皮を剥いて角切りにした米茄子を入れさらに炒めます。良く炒まったら先ほどのマグロのほぐし身とイタリアンパセリのみじん切りを入れ、白ワインを多めに入れて強火でアルコールを飛ばします。その後魚アラ(先ほどのカマ含む)のブロードを注ぎ、煮詰めます。ほぐし身が水分を再び吸って十分戻ったら火を止めて、塩胡椒で味付け。皿に盛り、米茄子の皮を千切りにして揚げたものを上に飾って出来上がり。
 要は、魚版ポロネーゼ・ビアンコって感じかな。一旦カリカリにまで炒ってフレーク状にしたマグロの身をブロードで再び戻すという感じ。これは挽肉でポロネーゼを作るときも実に重要なポイントで、この行程で臭みも飛んで旨味も増幅します。それをマグロのカマに応用したのが今回のメニューというわけ。

 ちなみに今回は、茄子を言わばスポンジに見立ててマグロとアンチョビの旨味を十分吸わせてみたら、という目論みで米茄子を使ったけど、野菜はブロッコリーとかアスパラでも合うと思います。色もその方が奇麗そうだし。いずれもブロードと同時に投入してクッタクタに煮込むと一体感が増して美味いでしょう。ブロッコリーのときはソフリットは必要ないかも。

 そういや最近後輩のDから、北海道土産の宗八ガレイやホッケ、スルメイカの一夜干しをもらったので、今度はこれでラグーwを作ってみようかな。宗八ガレイだけ炙って食ってみたけど、やたら美味かった〜。基本的には塩振って軽く干しただけの物なので、イタリアンに出来ない事もないだろう。baccalaだと思えばw。あ、そういう意味ではホッケを牛乳で煮込むなんてのもアリか?....う〜ん、とにかく何事も試してガッテンだ。


PS:後日パスタ会でトマトソースバージョンを試してみたら、そっちの方が美味かったw。その場合はトマトソースとブロードを半々で割って煮込んでみましょう。

Permalink | オイルソース , 自作パスタ | ▲top