キンキとイクラのミネストラ
ここのところ相方が体調を崩していたので、病人食というわけではないが、食べやすく栄養も豊富なメニューをと思い作ってみた。こんな時に作らんでいつ日頃の研鑽の成果を生かすのだ!
つーことで、お題はおじやとミネストラの中間。いつもの魚介のブロードでは濃厚過ぎるので、6:4くらいの割合で昆布&鰹出汁と割って和洋折衷なあっさり具合にし、それで米をアルデンテちょい過ぎくらいまで茹でる。茹で上がる1分前くらいに、別鍋で軽く塩ゆでして刻んだほうれん草を混ぜ込んで茹で上がったら器に盛り、軽くオリーブオイルを振ってホイル焼きしたキンキの一夜干しをほぐして乗せる。その上に(鶏卵ではなく魚卵ということで)トラウトの卵と小柱を散らして完成。スープの塩加減は極力薄くし、キンキとイクラの塩気で食べる。魚臭さを抑えるためにスープにローズマリーを一枝入れて軽く香り付けしたが、基本的にはあまり複雑な味にはせず胡椒のような刺激も無い穏やかな味にした。それでもキンキの旨味が凄すぎて十分過ぎるくらいリッチな味になる。さすがに高級魚なだけあるw。
結局、食感を柔らかくするために長めに煮て米が水分をだいぶ吸った所為で、見た目はミネストラというよりリゾットであるが、油もバターもチーズも使わず、炒めずスープから煮たので一応ミネストラという事にしとく。ちなみにミネストラというのはズッパ(スープ)の一種。プリモピアットにもなりうる具沢山なズッパ、ミネストローネ(トマトベースの野菜沢山スープ)にくらべ、具の少ない簡単なスープというイメージか。