スカンピと菜の花のパッパルデッレ
キター! 川崎北部市場に通い始めて数ヶ月、あそこで初めて見かけたフレッシュのアカザエビ(スキャンピ)。お値段は一匹900円弱と張ったが、迷わず買い。あの濃厚な甘み旨味が家で(つーかパスタ会で)堪能出来るなんて、客も幸せだが俺も幸せだ。この時期だと相模湾か駿河湾か? 書いてなかったので不明だが、最近は市場に出回る数も増えてるという事なので、これからも気軽に買えるようになると嬉しい。
さて、とっても久しぶりにご対面したアカザエビ。ここはやはり王道のクリームソースでしょう。普段海老でクリームソースを作る時はほんの少し魚介のブロードを入れたり、パラパラと桜えびを粉末にしたものを旨味の補強に使ったりするのだが、これに関しては全く必要ない。むしろ邪魔なくらいこの海老一匹だけで濃厚な旨味が出る。何も加えずストレートにこの海老の味だけでソースを作るのが一番だ。あとは合わせる野菜の選択だけ。市場の帰りにある『業務用スーパー』という名前のスーパーwで何故かこの時期(10月も終わり近く)に菜の花があったので、(温室だとは思うが)珍しいのでこれを使う事に決定。海老の濃厚な甘みにあのほろ苦さが合わないわけがない。菜の花の1/3くらいを茹でてミキサーにかけてピュレ状にしてソースに溶かし込み、グリーンのクリームソースにしようとも思ったが、実に久しぶりのスキャンピだったのでそのままの味が染み込んだソースで食いたい欲には勝てず最終的には海老とブランデーとバターと生クリームだけのシンプルなソースにした。やはりいい素材には逆らっちゃいけないわな。大変幸せな気分になる事が出来ました。次に仕入れたら今度はトマトソースだな。ああ、想像しただけで涎が・・・・・。
Comments
手長海老は伊豆とかあの辺(駿河湾)でとれるみたいですね。
フツーに塩焼きで食べてました(手長海老=スカンピだなんて知らなかった訳ですし)。
プリプリって食感ではない(しっとり目)けど身の甘さはよく覚えてます。
駿河湾は車海老もイイのがとれるらしいですよ。
Commenter: matsu | 2006年11月02日 10:38
あ、アカザエビ=手長海老ってことで。
心配になって調べなおしてみたら、本来は手長海老は淡水のモノを呼ぶらしいけどアカザエビと手長海老が併記してあるケースが殆どだったので。
シャコ海老なんつー呼び名もあるらしいですな。
確かに食感はシャコっぽいよね。
Commenter: matsu | 2006年11月02日 12:58
matsuやん:
詳しい解説ありがとうw。
そう、四万十など奇麗な川にいる日本のテナガエビも
和食なんかでよく使われるから、
食材としての海老なら分けておかないと混同するからね。
ああ、スカンピに限らず、駿河湾の食材でパスタ会やりたいぞ(って前にも言ったが)。
Commenter: pasta-man | 2006年11月02日 14:30