ポルチーニ茸のリングイネ
これを作ったのはもう先週だが、イタリア展での釣果を消費すべく、ありったけのフレッシュ・ポルチーニをニンニクバターと塩胡椒だけで炒め、茹でたリングイネと刻んだイタリアンパセリと和えただけの超シンプルな一品。盛りつけ後に最上のEXVオリーブオイルをかける。こういう滅多に手に入らない素材を使う時はシンプルイズベスト。(やろうと思えばいくらでも出来るが)余計な事はしないのが一番の解である。勿論キノコの火の通し具合とか塩加減とか和えるタイミングとか色々気をつける事はある。というより、むしろそういう部分で味が決まってしまうだけにより難しいともいえる。しかしそれは本を見て覚える事ではなく、自分で何度もやってみて覚えるものだ。
特にこういう料理には、分量などを細かく記載したレシピなんか無意味だ。というより、下手なレシピがかえって足かせになる場合が多い。だいたい、ソースの重さ、具材の固さ、全体の味の濃さなど、どんなバランスが一番美味いかなんて、自分自身が一番良く知ってるのだから、自分が決めればいいのである。こういういい素材を使って、少しずつ各素材や調味料のバランス、入れるタイミングなどを変えていき、自分の好みの方向性を少しずつ探り当てていく作業が料理の第一歩だと思う。それにはやはりある程度『いい材料(not高い材料)』を使わないと駄目だ。素材自体が駄目だと、どこがいけなかったのかすら分からなくなるから。そうしてやがて、分量そのものより、その時の判断力や想像力の方がよほど大事で、それはどんなソースにも当てはまる事に気づく。そうなったら、たかがウチのblogの料理なんてレシピなんか要らないという事が分かるだろう。って、なんだか後半は説教じみたものいいになってしまったが、どうかあんま固く考えないで下さい。それでは最後にこの言葉を↓w。俺なんぞ、何するにしても一事が万事この調子です。それで出来た事にしちゃう。強引極まり無い。
『何故釣れるかって? 釣れるまでやめねぇからだ!』折本喜一(つーかくじら)
Comments
美味しそう(てか、美味しいんでしょうけど)
写真だけで卒倒しました。
Commenter: rei | 2006年10月27日 11:27
reiちゃん:
ありがとー。食わせたかったけど、
ポルチーニもう無くなっちゃった....
やっぱ料理は素材ありきだね。
Commenter: pasta-man | 2006年10月27日 17:37