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『詳細レシピシリーズ』1〜海老と満願寺唐辛子のクリームニョッキ

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 先日九州に行った時に作ったメニューの中で、割と好評だったメニューのレシピを是非教えて欲しいとの声があったので、ご要望にお応えして今回は特別に写真付きでレシピを載せます。詳細といっても分量は好みで調整して下さい。プロセスをきっちり践んで勘所を掴めば、そんなに大きくぶれたり不味くなったりはしません。

 まずは、鹿児島で作った海老の風味を最大限生かしたクリームソースのニョッキをベースに、久留米で使ったウニを合わせてより深い味わいにしたソースを作ってみます。合わせる野菜はアスパラでもブロッコリーでも何でもいいのだけど、今回は満願寺唐辛子をチョイス。今回の皿のテーマは甘み=旨味なので、グリルするといい甘みが出るこの野菜を使う事にしました。

 あと、今回はニョッキの作り方は載せてませんので、適当なショートパスタで代用して下さい。もしニョッキの作り方が知りたいという人がいれば、別途書きますが、ニョッキは文章では勘所が掴みにくいので、時間みてウチに来て習っていって下さいw。

 まずは材料。上の写真を参照して見た目でいい分量を感じて下さいw。

二人分:(パスタならショートパスタを乾麺で160〜200gくらい。腹の減り具合で加減してw)
有頭海老(フレッシュ):大きければ大きい程良い。今回は大きめのブラックタイガー8匹。
ウニ(無くてもよい):100gくらい
桜海老:30gくらい
満願寺唐辛子:6〜7本
エリンギ:6〜7本
ニンニク:一かけ
イタリアンパセリ:適宜
生クリーム:100cc
バター(無塩):15g
白ワイン:50ccくらいかな
その他:EXVオリーブオイル、塩、胡椒


ebinyokki_ebi.jpg

 まずは海老の下ごしらえ。頭と殻と背わたを取るついでに縦半分に切る。ミソは別の器に取っておく。殻は耐熱のトレーにオリーブオイルを軽く塗って並べておく。


ebinyokki_soup.jpg

 次に味のベースとなるスープを取る。殻と頭をオーブンに入れ、100〜120度(家庭用オーブンだと製品によってブレがある)で3〜40分ほど焼いて生臭みを取って香ばしい香りを付ける。
焼けたら別鍋に入れておき、殻を出したトレーに水を入れ火にかけて、ヘラでこびりついてる旨味をこそげとる。
その旨味が入った液を殻の入った鍋に入れ、少なければかぶるまで水を入れてイタリアンパセリの軸(最後に仕上げに振りかける分の葉だけ取っておいて軸だけ入れるとよい)と塩をふたつまみほど入れる。
強火にかけ、沸騰したらアクをとりながら弱火にして水分が2/3〜半分くらいになるまで煮詰めて火を止める。
そのまま放置してあら熱が取れたらキッチンペーパーや油漉し紙(こっちの方が使い勝手がいい)で漉す。


ebinyokki_itame.jpg

 次はソース作り。フライパンにEXVオリーブオイルとバター、縦半分に切って押しつぶしたニンニクを入れて、ごく弱火にかける。俺はいつも写真のようにフライパンを手前に傾けて炒める。家庭用のコンロは火の面積が小さいので、こうする事で均一に火が回る。バターが入っているので絶対焦さない。時間をかけてゆっくりと火を入れる。
香りが立ってニンニクがほんのりきつね色になったらニンニクを取り出し、火を強めて白ワインを入れる。すぐさま海老も入れてワインのアルコールが飛ぶまで炒める。
さきほど作ったスープを1カップほど入れて強火で沸騰直前まで煮る。海老は固くなる前にすぐ取り出す。
海老を取り出したら残りのスープを少しずつ足しながら中火で煮詰める。このプロセスでは最終的に水分が120〜30ccも残っていれば良い。スープをどれくらい足して煮詰めるかで濃度と甘みを調整出来る。あっさり仕上げたければ、スープを足して煮詰めたりしないでいい。


ebinyokki_sitajunbi.jpg

 同時進行で他の具材の下準備。エリンギは海老と大体大きさを揃えて切り、塩胡椒を振ってアルミホイルに包む。
満願寺唐辛子はそのまま、ホイルに包んだエリンギと一緒にオーブントースターに入れ、唐辛子に程よい焦げ目が付くまで焼く(多分4〜5分)。
エリンギは引き続きトータル7〜8分焼く。焼いた唐辛子も海老と大体大きさを合わせるように斜め切りに。
海老味噌に、さっき作ったスープを適宜足してといておく。そこにミルで粉にした桜えびを混ぜてペーストにしておく。俺はこれにさらにある粉末を加えるが、それは秘密w。入れなくても十分美味い。
写真のように具材は全て分けてとっておく。

ebinyokki_sauce.jpg

 ソースを仕上げていく。写真左上が俺の好みの煮詰まり具合の状態。ここに生クリームと先ほど作った海老味噌桜海老ペーストを入れる。
一煮立ちする前にウニを入れ、半分形が残るくらいにヘラで潰しながら一煮立ちさせる。ウニを入れるとより旨味が深くなって美味しいが、別に入れなくても十分美味い。
火を弱め、蒸し焼きにしたエリンギから出た(ホイルに溜まっている)水分を入れ、弱火の状態で塩で味を整える。多分殆ど入れる必要はないはず。同時にソースの濃度というか粘度の微調整もここで。
味が決まったら、全ての具材とアルデンテに茹でて十分水気を切ったパスタを入れて、3、4度煽ってソースを全体に絡める。具材それぞれの味が同化しすぎないように、くれぐれも混ぜすぎない事。


ebinyokki_kansei.jpg

 器に盛って、上から刻んだイタリアンパセリを適宜振って完成。海老やウニ、野菜の色々な甘みが重なって深みのある甘さが堪能出来るはず。このソースにはやはりニョッキが一番合うと思うけど、海老の大きさと近いショートパスタ(Vietriのスコンチリとか)でも美味いでしょう。具材も好みで色々試してみましょう。スープを取る手間さえ惜しまなければ極端に味がぶれる事は無いから、逆に自分だけの美味しい組み合わせを作れるはず。
 例えば、新鮮なシャコが手に入れば海老の代わりに使っても美味しい。その場合はスープは取らずに殻ごと縦半分に切ったシャコを白ワインとともに炒めて、そこから出る出汁にパスタの茹で汁を少し足してスープにする。後は同じ。大きなシャコが手に入れば、軽く塩茹でしてから殻を剥き、今回の海老と同じ要領で殻のスープを取るとさらに美味しいと思うよ。

 さて、書いてはみたものの、果たして実際何人の人が作ってくれるのだろうか?w 俺のレシピはいつも手間がかかるので、実際に作る人は多分少ないだろうなw(だからいつも書かないんだけど)。何か分からない事があれば遠慮なく突っ込みどうぞ。もし作ってみた人がいたら上手くいったか報告してくださいな。次回は、九州で一番(?)好評だった、青菜のピュレのパスタです。これも手間掛りますよw。

Permalink | クリームソース , 自作パスタ | ▲top

Comments

うわー!!めんどくさー!!絶対作らねー!!食べに行った方が絶対楽だー!!

けどあの美味さがこの行程で作られる。ってのがわかるだけでもニヤけものですよ。

これはこの前のパスタコンで作ってくれたシャコのヤツのエビ版ですな。
甲殻類の多重攻撃な出汁の味もさることながら(これはグラデーション的味?)、個人的には蒸し焼きのキノコ(その時はエリンギ&椎茸)の濃縮された旨みがイイ感じで違うベクトルの味を与えてくれることで絶妙なバランスだったなーと思いましたよ。

Commenter: matsu | 2006年07月31日 20:02

あー、違った。この前、コレってオマール海老で作ってくれたんだっけ?
と、シャコのヤツ見返して気づきました。

Commenter: matsu | 2006年07月31日 20:04

>うわー!!めんどくさー!!絶対作らねー!!食べに行った方が絶対楽だー!!

はは、その辺の店で一皿のパスタのためにここまでやってるとこはまず無いから、いつでも食いにきなさい。
流石にこの上ニョッキの作り方まで書いたら完全に引かれると思ってやめましたがw。

これは、この間のシャコのよりもスープを取る行程のぶん手が込んでるから、旨味はより深いよ。でもシャコのスッキリした甘さもまたいいんだけどね〜。
オマールは、半分にカチ割ってワイン入れて焼くだけで充分濃厚になるからここまでしない。ミソを取っておいて後から混ぜるくらいやね。

Commenter: pasta-man | 2006年08月01日 02:59

美味しそー!ジュル
えー、私は絶対作るぞー★そして簡易版のレシピを見つけ出したいと思います。(本格版はpasta-manにお任せ)
そしたらmatsuさんお伝えしますね。

Commenter: モー | 2006年08月03日 12:53

美味しそう~!私は絶対作るぞ!
で、簡易版のレシピを見つけ出したいと思いまぷ。(本格版はpasta-manにお任せ★)

Commenter: モー | 2006年08月03日 12:55

モー:
簡易版という意味では、海老のスープを取らないで、
写真のニンニク炒めるところから始めても十分美味しいと思うよ。

matsuやんは、例えスープを取る行程が無くても
作らないと思うよw。

Commenter: pasta-man | 2006年08月07日 00:19

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