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ペナン/シンガポール出張報告

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 このblogでは初の海外日記だな。俺は、旅行というと海外より国内の方がプライオリティが高いので、自発的に行く事はあまり無いのだけど、仕事でどうしても年に1、2回は行かされる。いや、そりゃ時間があれば何処へでも行って美味いもの食いたいのだけどね。単にやりたいことを順に消化していくと、海外行きはどうしても後回しになる。当然この旅行も自分で計画したわけではなく、単に仕事だ。したがって行動の自由が規制されているので、必ずしも美味い食い物ばかりにありつけるわけではない。今までの経験からすると、現地人のスタッフに連れて行ってもらうローカル色の強い食事は大抵楽しめるのだが、現地駐在の日本人に連れて行かれるところは殆ど駄目だ。その辺は、その時どういう面子で飯にいくかによって決まる。今回の場合は、ペナンでは楽しめたがシンガポールではほとんど楽しめなかった。この日記で全部紹介する必要も無いので、抜粋して美味かった、楽しめた店だけ紹介する。といっても場所や名前すら良くわからなかったりするのだけどw。

●屋台@トレーダーズホテル前


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 ペナン島には初めて訪れた。たまたま前日まで雨が続いてたそうで、東京よりも暑く無いくらいの気候でちょっと拍子抜けしたが、独特のムワッとした空気はやはり東南アジアである。ジョージタウンにあるホテルには夜10時半についたもんで、激しく腹が減っていたものの現地スタッフと合流するのは明日だし、この時間じゃ誰も頼れる奴はいない。仕方なくホテルの前をうろついてみる事にした。一応夜は気をつけるようにと聞いてたのだが、どう見ても通行人の方が俺を見て引いてる....皆目を丸くして俺の顔見るし。まぁ気にしない事にして、まずはホテルの前の道を渡ってちょっと行ったところにあった屋台でラーメン食ってみる事にした。


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 写真ボケボケやね。これは海老ソバだな。つーかメニューはこれしか無いんだがw。スープはまさに海老。基本は干しエビの出汁の効いた香ばしいものだ。トッピングも海老、干しエビ、チャーシューっぽい肉の破片、レンゲに乗った豆板醤のようなペースト(思ったより辛く無い)。麺は少しゴムっぽいけど意外と悪く無い。全てがカップヌードルのようなジャンクさだが、何故か異様に美味い。海老をここまで過剰に前に押し出した麺料理は初めて食った。腹が減っていた所為もあるが、この小汚い道ばたで食うというシチュエーションもいいのかもしんない。とりあえず記念すべき初ペナンの初食事は好感触であった。


●良くわかんない中華(?)食堂@トレーダーズホテル前


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 満足は満足だが、あれでは全く足りないので引き続き徘徊すると、オープン、というより壁の全くない食堂を発見。店員や客(誰が客で店員かわからん)の顔を見るとどうやら中国系の食堂のようだ。店に入る....つーか壁が無いのでいつの間にか入っていたのだが、どうやって注文するのかも良くわからん。仕方なく来る奴の様子を観察してなんとかオーダー方法を把握。まず、ホテルのバイキングのような一角があるのでそこに行き、透明の皿を自分で取ってオバサンに渡すと、お玉もしゃもじも使わずその皿そのものでご飯を掬ってそのまま俺に返してくれるwので、それを持って横に並んでる様々なおかずを指差して乗っけてもらう。乗り切らないようなら別の小さい皿にのせて渡してくれる。納得するまで取ったら最後にレジで金を払って適当なテーブルに着く。飲み物はその辺のおっさんに持ってこいと言ったら持ってきた。店員かどうかはようわからんかったw。


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 そうして、気づいたら俺の皿はこうなっていたw。米はタイ米のような香りと食感。つーかタイ米だなこれは。上に乗ってるのは白菜か何かをあっさり煮たものと、豚三枚肉を醤油ベースのスープで柔らかく煮込んだもの。塊をスライスして乗せてくれた。別皿の肉はパイコーだね。ほんのりスパイシーな衣を纏ってる。
 何しろ良くわからないまま勧められるままに気づいたらこんな皿になっていたのだが、これまたなんとも美味い。中華といってもかなりエスニックな味付けになっており、角煮はナンプラーの香りがするし、白菜も甘辛い味付けでナシゴレンのよう。鶏は意外にかなりジューシーで香ばしく吃驚。これで確か百数十円くらいじゃなかったかな。さっきのラーメンは多分60円くらいだし、この満足度に比して異様に安い。初めての土地の割には町の雰囲気は全く怖く無いが、この値段でこの味では別の意味で怖い(異常な程食いそうで)。


●光隆@クアラルンプール郊外

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 翌日、車でプアラルンプールに渡って一仕事し、現地の人間と一緒にランチへ。カレーを食わせてくれるという。マレーシアのカレーといっても色々あるだろうが、この辺では一番美味いという魚の頭を煮込んだカレーだそうだ。その様子を想像するだけで美味そうだが、かなり辛いので気をつけろとそのアテンダーは言う。初めてのペナンなんでどれくらいのもんか分からんが、道中何度もしつこいくらい『辛いの大丈夫か?』と聞いてくるのでだんだん舐められてるような気になってきて、『お前らよりは辛いの強いぞ』wとか意味の分からん虚勢をはって連れてってもらった。店の名前は良くわからんが、恐らく光隆という。


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 これ、大きさ伝わるかなぁ。下の写真の海老の大きさからスケール感を想像して下さい。直径50cm以上はあるだろうタライのような異様な大きさの皿に盛られてきた。とても3人で食えるような量ではない。連れてってくれたマレー人に『何でこんなデカいんだ? 3人なのに』と言うと、『何人で来てもこの大きさだ』と言われた....一人でもか? 大雑把やなぁ。
 見た目はなんだかえげつない。シーラカンスのような巨大な魚の頭が2つごろんと並び、殻付きの海老(これもでかい)、トマト、オクラ、豆腐などがどれも大ぶりに切られてタライの中に転がっている。色も形もお世辞にも綺麗とは言えないが、独特のスパイシーかつ濃厚な海の香りは最高に食欲をそそる。そして食って吃驚メチャ美味。辛さはやはり言う程ではない。恐らく日本人の親父ばっかアテンドしてて、その度に食わず嫌いを連発されて日本人は誰でも唐辛子が苦手だという印象をもってしまったんだろう。見た目から察する以上にじっくり煮込まれているようで、魚の頭と海老から出た出汁が異様に効いてて旨味は濃い。そこにトマトの爽やかさがちゃんと仕事してて、豆腐とオクラが絶妙な箸休め役となっている。完璧な無限ループを作っている。本気でこれ全部食えてしまうのだはないかと思わせる程スプーンを運ぶ手が止まらない。
 ところで、やはりマレーでも魚は頭が一番美味いという常識はあるようで、アテンダーはしきりに魚の頭、特に後頭部wを俺に食わせようとする。それでは俺もと思い、目の周辺部分を取ってあげようとするともの凄い勢いで嫌がられた....なんだよ、目は流石に駄目なのか。しかしその嫌がり様がオモロかったので執拗に勧めてやったw。そんな和気あいあいとした空気の中で、この出張中最高の食事会は進んだ。


●Beach Corner@バトゥフィンギ


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 午後もガッチリ仕事をして、ペナンでの仕事はほぼ終わり、お楽しみの食事タイム。後に仕事を残してないのでから、少しはペナンっぽいリゾートなところに連れてってよと言うと、ホテルから車で15分ほど飛ばした場所にあるここに連れてきてくれた。見渡すと白人が多く、完璧にリゾート地のようだ。その海岸沿いにある海鮮中心の中華料理屋。庶民的な雰囲気だけどシチュエーションは確かに写真のようなイケ好かない雰囲気。砂浜はカップルの他に何故か馬まで歩いてる。『なんでこんないいところにムサい親父どもと来ないといけないんだよ』と少し落ちたが、連れてこいと言ったのは俺だ。それに俺もオッサンだ。まぁ絶好のシチュエーションというのはこの際無視して、食いに専念する事にする。


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 オッサン4人でのビーチパーティの始まりw。まずはスプリングロールa.k.a.春巻。中国にこういう春巻きがあるのか良くわからんが、皮はピタパンと油揚げの間の子のような味と食感。悪くは無い。具の方は薄味で、これでもかという程海老が入っていて旨し。


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 続いて手羽先。これもディープに揚がっている割には味薄めで好み。ただし肉質はそんなにいいというわけではない。良く言えば淡白。

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 海老の炒め物。この店だけなのかマレーの中華が全てそうなのかは知らんけど、どの皿も豆鼓とオイスターソースが勝ち気味な味付け。そして少し甘め。その結果見た目はかなり真っ黒で、原油被害にあったビーチのような有様になってて決して良くは無い。食べると結構上品な味なのだが。この海老も、見た目に反してちゃんと海老の旨味がソースに反映されてていいバランス感であった。


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 カサゴのような強面な魚を丸揚げにしてトロピカルな味のソースをかけたもの。この魚、見た目はグロいが舌触りが上品で淡白ながら非常に美味しい。皮のカリカリもとても香ばしく、辛めの甘酸っぱいソースと良く合う。全体にやはりエスニックよりな中華だが、それが功を奏してる例。


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 これも前述の海老と同じ味付け。ホタルイカのような小さなイカの炒め物だ。こちらは鷹の爪が丸ごと入っていてより辛めの味付けに仕上がっているが、それでも食えない程ではない。どうやらマレーの辛さは俺にとってはちょうど良いようだ。


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 ここでようやく野菜がw。おなじみ空芯菜の炒め物。流石にこれはしっかり中華な味付けで、干しエビの効いたあっさりスープで炒め煮にされている。辛さは控えめ。日本で食う空芯菜より大ぶりで、エグみも味も少し強い感じだ。


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 この辺で〆にかかる。これはビーフンですな。味は醤油であっさりという感じではなく、オイスターソースの風味で少し甘め&濃いめに仕上がってる。それが上に無造作に盛られたレタスと妙なマッチング。

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 炒飯の方も、基本はビーフンと同じくオイスターソースな味付けで、こちらの方が穏やかだが中華の炒飯とはやはり若干違う。不味くは無いが特筆すべきものでもない。ただ、もともとタイ米自体パラパラしてるので、ソースが多少べたついてても炒飯らしく食えるのが面白い。


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 今回はデザートまで頼んでしまった。リゾートだから(意味不明)。しかし可愛くも何ともない見た目だなぁ。バナナを挟んだクレープ(というにはブ厚いが)のアイスクリーム添え。全くもって想像通りの味w。これをムサい東洋のおっさん4人で無言で食う様は、さらに場違い感を増幅していた。


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 食事中はずっとこれを飲んでいた。スイカのジュース。まんまスイカの味で青臭く大して飲みやすくも無いのだが、このネットリした気候にには妙にハマっていて3、4杯飲んだ。しかし氷が大量に入ってるのにちっとも冷えないのは何故だ?

 ということで、ペナンの食事は終了。ちなみに朝はホテルのバイキングだったので割愛。ただそんなに悪くは無かった。初のマレーの食は、他の国の初体験から比べると悪くは無かった。勿論台湾とか香港のような、ハナから激美味!というわけではなかったが、東南アジアの中ではタイと同じくらい好印象のうちに終わった。


●シンガポール


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 翌日は朝からシンガポールに渡って一仕事したのだが、食い物の方はイマイチ不発。まぁ毎回アテンドしてくれる日本人の店選びのセンスが駄目な所為なのだが、今回はさらにイスラム教徒のマレー人が同行してたので肉が食えないというハンデのおかげでさらにその傾向は強く、ここで報告する程のものではなくなってしまった。しかし何も無いのも悔しいので、その中で気になった2品を紹介して、今回の出張報告を終わりにする。


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 まず最初は、昼間にラッフルズリゾートとかいう複合施設(有名なラッフルズホテルとは無関係)のコジャレたオープンカフェで食った海鮮フォー。きしめんの3倍位ぐらいの太さで、食い応えも俺の知ってるフォーとは似ても似つかない。でもこういうのもあるらしい。トロみの強い魚介風味のスープと妙に合ってて美味かった。


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 シンガポール最後の晩餐で、アテンダーが予約してなかったために入れなかった非常に美味そうな中華料理屋を諦め、仕方なく近くのベトナム料理屋に入って(可もなく不可もなく)、そこで唯一気になった皿。オレンジのようなフルーツのサラダなのだが、このフルーツがやたら美味かった。名前を何度も聞いたのに忘れてしまった....誰かご存知の方おりましたら教えて下さい。日本の甘夏とかグレープフルーツのようなんだけど、もっと刺激が少なく甘くて非常に食べやすい味でした。


 以上です、編集長。

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Comments

シンガポールで召し上がったお探しのフルーツはポメロかと思われます。地元のスーパーでは高価な
部類で、大きなかぼちゃくらいのもので10ドル(720円)です。

Commenter: braceria | 2006年09月19日 02:41

braceriaさん:
おお、まさにそのポメロでした。
スッキリさせてもらってありがとうございます。
シンガポール在住の方ですか?
あの果物がそんなに高いとは思いませんでした。
でも日本に持ってきたら流行りそうな気がします。

Commenter: pasta-man | 2006年09月19日 09:15

書きっぱなしですみませんでした。。。ポメロだったのですね、よかったです。
私は長年シンガポールに住みましたが、イタリア人夫のたっての希望で日本に移住してきました。
シンガポール、とっても懐かしく、今日あらためてまたおいしそうな写真をじっくり拝見させていただきました。ありがとうございます。

Commenter: braceria | 2007年04月30日 02:02

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