自家製トマトとバジルのスパゲッティーニ
今年始めたベランダ菜園で、ようやくトマトとバジルが収穫出来た。たった一皿分だけの量だけど、初めて真っ赤なトマトの茎にハサミを入れるときは流石に手が震えたw。我が子のように愛おしく思えていたから、傷つけてはいけないし、美味しく作らなければいけないプレッシャーは、正直どんな友人に作るよりも重かったからだ。勿論収穫を洗う時も、トマトを二つ割りにする時も、バジルを手でちぎる時も、緊張で思うように出来ない。そのうち慣れてしまうのだろうが、この初めての感覚というのは忘れてはいけないね。
味? 自分の子供をブサイクだと思う親が何処にいる!(まぁ育てるのは殆ど相方に任せっきりだったのだけど、父親とはそうしたもんだろう)。使った具材はニンニク、唐辛子、オリーブオイル、パルミジャーノ、アンチョビ、そしてトマトとバジル。このうちアンチョビとトマトとバジルが自家製だ。美味いとか不味いとか言う以前に、自分の手で育てた食材がくみ合わさって、ちゃんとイタリアンの味になってる事が嬉しい。勿論そういう味付けにしてるんだから当たり前なんだけど、この当たり前の事に感動出来るというのは、大変嬉しい事である。
また一つ俺にとって、今までとは違う意味でエポックな皿が生まれた。トマトとバジルのパスタ。このなんて事の無い一品がウチで出来た事の意味は非常に大きいのだ。