綾@宮前平
散歩がてら、川崎北部市場に鮮魚を仕入れにいこうと自宅から尻手黒川街道を延々歩いてみることに。途中ドンキに寄ったり、ノジマに寄って携帯を機種変更(やっとFOMAになった...)したりしながら宮前平の駅を過ぎた頃には異様に腹が減っていたので、実に久々に綾に寄ってみた。自宅からここまで4km超。まぁ腹も減るわな。
ここを初めて知ったのは何故か香川であった。もう4、5年くらい前になるだろうか。ワゴン車を一台借りて10人程で東京から高速飛ばして、うどんを食いにだけ香川まで行ったw。1日半で合計9店廻ったのだが、そのうちの一店、何故かパチンコ屋の駐車場の奥に佇む『あたり屋』に貼ってあった張り紙に、近々関東に支店が出来る事が書かれていたのだ。当時の俺のうどんへのハマり具合の事を書くと終わらなくなるので割愛するが、とにかくそれで綾の事を知ってから、その年の暮れに出来たばかりのこの店に初めて訪れた時の喜びはまだはっきりと覚えている。それまでは遠く十条のすみたや、さらに遠い寄居のイーハトーボまで足を運んでた身としては、(無理すれば)徒歩圏内にここまで本場に近いうどんが食える店ができたのだ。パスタにハマってからはちょっと足が遠のいてしまっていたが、実に1年以上ぶりに来る事が出来たので紹介しとく。
時間は既に3時過ぎだったにも関わらず、店内には待ち人数人。相変わらずの人気である。小さな子供連れの若夫婦だらけの店内を微笑ましく眺めながら、10分程待っているとほどなく席が空いたので席に着くと同時に注文。とにかく相方共々激しく腹が減っていたので、俺は醤油の小とひやあつの大を注文。天ぷらは、半熟卵とイカ、そして鶏である。食い過ぎか?w
久しぶりの所為なのか、純粋に兄ちゃんのスキルが大幅に上がったのか、しばらく来ないうちにさらに美味くなっている。特に麺。以前よりも固さが取れてよりしなやかな腰を実現しているように感じた。少なくとも関東で食えるうどんとしては屈指のレベルだと思う。ダシも相変わらずイリコが効いた深みのあるもので、(ブレの範囲だと思うが)若干塩分が強く感じたものの、以前より少々節系を効かせて、四国の味をレペゼンしつつもよりこちら(関東)の舌に合わせるようシフトしてあるように感じた。うーん、進化してるなぁ。兄ちゃんの服装(襟にだけラインの入った白いポロシャツの襟を立ててる)は全く進化が見られないがw。
うどんってやっぱ凄いよなぁ。元は同じルーツを持つパスタにハマって、しばらく間を置いてからあらためてもう一度食うと、小麦粉が作り出す食感は無限なのだなという事が良くわかる。一見完成されたかな、と思っても、諦めなければいくらでも進化できるものなのだ。徒歩...はちょっとキツいが、自宅からチャリ圏内にこれほど勉強になる店に恵まれた幸運に感謝しないとな。
PS:遅くなってしまったため、その後行った市場は既に閉まってました・・・・