菜の花のクリームソースのルマーケ 比内地鶏と小ジャガイモの香草グリル添え
俺はこの、シンプルで簡単でしかも美味いジャガイモと鶏の香草グリルが本当に好きで、このblogでも度々出てくる事からも分かる様に何かにつけて作っているのだが、何が美味いって、グリルした時に出る旨味の詰まった煮汁が美味いのだ。パスタに使う時は、具の鶏肉とジャガイモよりも、この煮汁をブロードと一緒に煮詰めたソースが食いたくて作るみたいなものなのだ。
今回はそのソースを生クリームと卵黄、それに30ヶ月熟成のパルミジャーノで割ってクリームソースにしてみた。具が芋と鶏だけではこってり過ぎなので、パスタの方には茹でた菜の花を加えた。今回はこのblog始まって以来、初めてレシピを書いておくので、暇な人は作ってみて下さい。何故書こうと思ったかと言うと、以前読者の方wから『全粒粉パスタを買ったのですが、ボソボソした触感で・・・・何に合いますかね?』という質問を受けまして、あれは俺も使った事無くて試しに買ってみたんだけど、確かに結構ボソボソしてて食感の主張が強く、ソースを選ぶパスタだなと。それならクリーム系の濃厚なやつがいいだろうという事で、サーモンクリームのパスタをオススメしたんだけど、今回このメニュー作ってみて、こっちの方が合いそうだった(実際合わせてはいないけどw)のでこっちを紹介しときます。つまり読者投稿への回答ですなw。回答っつーか『こんなのはどうでしょ?』という提案。答えは一つじゃないからね。ちなみに分量はいつも目分量やってるのを記憶で書いてるのであくまで参考程度に。あとは自分で調整して下さいね。つーことで、レシピは以下に。
菜の花のクリームソースの全粒粉スパゲッティーニ 鶏もも肉とジャガイモの香草グリル添えレシピ
◆材料(大食らいの2人分w)
アルチェネッロの全粒粉スパゲッティーニ150〜200g
鶏もも肉大きめ1
ジャガイモ(なるべく新ジャガ)普通の大きさなら4個ほど。写真は小ジャガイモなので丸ごと(直径約3cm)。俺はジャガイモ好きなので写真の通りの量w。
ニンニク薄皮付き数かけ(上の写真はビジュアル重視でw入れてないけど、あると美味いよ)
菜の花1束
<マリネ用>
ニンニク1かけ
イタリアンパセリ
タイム
セージ
ローズマリー
各一枝分(全部無くても構わんけど、パセリとローズマリーは欲しいね)
オリーブオイル適宜
<ソース用>
生クリーム160mlくらい
パルミジャーノ(出来れば塊を削って)大さじ2
卵黄1
チキン(固形)ブイヨン1個
イタリアンパセリのみじん切り少々
塩胡椒、オリーブオイル適宜
1:取っ手の取れるフライパンか、ホーローなどの耐熱トレー(直火にかけられるやつ。おっちゃんはこれ使ってます)に鶏肉を入れ、分量の香草類(葉の部分)と芯を取ってスライスしたニンニクを入れ、オイルをかけて全体にまぶしつけ、ラップして冷蔵庫に放置。(電子オーブンなら、この時点で余熱かけておくといい)
2:その間に下準備。ジャガイモは洗って皮ごと食べやすい大きさに切っておく。普通の大きさなら4〜6つ切り。写真は小じゃがなので直径3,4cm。菜の花も大きさを大体合わせて切り、冷水に取っておく。ニンニクは薄皮付けたまま一個ずつに剥いておく。
3:15分以上冷蔵庫で寝かせた鶏のフライパンにジャガイモとニンニクをバラバラと入れ、上から軽く塩こしょうしてオリーブオイルを全体に回しかけてからオーブンに入れ、250度くらいの温度で20〜25分グリル。この時間は、電気オーブンの場合メーカーによって実際の温度や火の回り具合がマチマチなので、多めの時間設定にして様子を見ながら焼き上がりを色で見極めましょう。まぁその辺は大雑把で大丈夫。
4:パスタ茹で用の湯を湧かす。麺に甘みがあるので塩加減はあまり濃くしないでいいかも。生クリーム、卵黄、パルミジャーノ、イタリアンパセリのみじん切りをボウルかなんかに入れて混ぜておく。固形ブイヨンは1カップのお湯で溶いておく。
5:鶏が焼き上がると同時に麺茹で開始。茹で加減はインストラクションより30秒ほど短くて良い。焼き上がった鶏、ジャガイモ、ニンニクは一旦出し、鶏肉は賽の目に切ってニンニクは皮を剥いておく。エキスが残ったフライパンを火にかけ、4のブイヨンを入れて、鍋肌にこびりついた旨味をヘラでこそげ落とすようにして煮詰める。
6:パスタが茹で上がる1分半前に菜の花を投入パスタと一緒に茹でる。一方フライパンの方は、煮詰まったエキスに3で作っておいたクリームソースを入れて程よいゆるさになるまで加熱。卵黄の効果で割とすぐ固まるので注意。少し緩いくらいがいい。出来たら塩胡椒で味を整えて火を止める。
7:茹で上がったパスタ&菜の花をざるに取って水気を切り、フライパンに入れてソースを絡める。器に盛って、上にジャガ、ニンニク、鶏を適当にあしらう。
8:ウマー。上に乗ってる鶏やジャガイモは、そのまま食べたり、下のクリームソースに絡めたり、パスタや菜の花と一緒に食べたりして色々楽しみましょう。
※シンプルなだけに素材の質がそのまま出ます。いい材料を使えばそれだけで特別な日に使える料理になる。前述の通り、味加減などは好みで調整して下さい。塩加減、ニンニクや香草の量、クリームと卵黄とチーズの比率、煮詰める度合いなどで色々変えられます。
※取っ手の取れるフライパンもホーローのトレーも無ければ、面倒でもガラスなどの耐熱容器で焼いてからフライパンに移して下さい。ただ、鍋肌に旨味がこびりついてるので、熱したブイヨンを入れてヘラでこそげ落としてそれをフライパンにいれて煮詰めるといいでしょう。
つーことで、お役に立てれば幸いです>なみへいちゃん。
Comments
うわぁ☆感激です!!
私にはハイレベルだけど挑戦してみます♪
ホントにレシピ本出しませんか~??
ゼッタイ売れますよ♪
Commenter: なみへい。 | 2006年04月08日 11:13
レシピが載ってたので早速今日作ってみました!
かなりうまく出来ましたよ~♪
またレシピ載せてくださいね!
そうそう、旦那がインド到着早々
「パスタ作りたいけどヴィエトリがないからなー」と言ってました(笑)。
Commenter: マキ | 2006年04月08日 22:44
なみへいちゃん:
頑張ってね。つーか、俺短くまとめるの下手だから長くなっちゃったけど、
実際やってみるともの凄い簡単よ。
本ねー。楽しそうだけど、いわゆるレシピ本って巷に溢れ過ぎててねぇ。
レシピの載ってないレシピ本というか、
このblogをそのまま本にしたいという奇特な人が現れたら考えますがw。
マッキー:
おお、素晴らしいね。報告ありがとー。
読んだ人がこの通りやって上手くいくのか不安だったんで良かったw。
って、読者を実験台に使ってすみません!
レシピは細かく載ってないけど、ザックリは書いてあるから
写真見て気に入ったやつを是非作ってみてよ。
パスタって、意外と適当に作っても大丈夫よ。
どうにも駄目だったら喜んで教えますよん。
あと、旦那に贅沢言うなとお伝え下さいw。
インドのパスタなんて日本じゃ絶対使えないんだから、
俺だったら楽しくて片っ端から買って使うけどなー。
Commenter: pasta-man | 2006年04月09日 04:09
私はやはり、あなたのお宅で頂きます。
今度いつ?
Commenter: Sam-pe! | 2006年04月11日 13:30
>私はやはり、あなたのお宅で頂きます。
そうよ。それでオッケー。
>今度いつ?
それは貴方の依頼によって決まります。
適当に人集めてどうぞいらっしゃい。
5月はなーんもありません。
Commenter: pasta-man | 2006年04月15日 00:18