和牛テールのバローロ煮込み ココアと栗粉の手打ちタリアテッレ
養老肉祭りの5品目。このメニューはいわばメインオブメインディッシュ。最も手間暇もコストもかけた、パスタマンの威信をかけたw一品である。飛騨牛のテール1kgを、バローロ・ブリッコ・ロッケ ブルナーテ96年もの一本使って煮込んだ。これはもう不味く作る方が難しいやね。ソースの方はそれだけで完璧ゆえ、それに合わせるパスタを少し凝ってみた。ソースの強さに対して、栗の粉とココアを混ぜ込んで、香りと少しの甘みを加えると同時に色合いも合わせた。他に気を取られて30秒ほど茹で過ぎてしまったのが悔やまれるが、出来としてはバッチリの相性だったと思うがどうだろうか。俺の中では今まで作った中で5指に入る皿であった。
パスタをちゃんと人に振る舞うようになってもうすぐ一年になるが、今回の会は今までで一番気合いの入った会であった様に思う。初めてちゃんと人に作ったのは昨年5月、出産間近の飯島さん夫妻のお宅を訪れての出張パスタ会であったが、レシピを頼りにいっぱいいっぱいで作ってたあの時の事を思うと隔世の感がある。