鳥取産シマメイカとセミドライトマトの手打ちパッパルデッレ・ベルディ
先日、新婚カップル3組を招いておこなったパスタ会『パスタマン直伝〜旦那をトリコにするパスタ講座』wの際に作った一品。この日は、前半に俺が4皿作り、後半は前もって旦那3人にそれぞれ『妻に覚えてもらいたいメニュー』を聞いておき、それを新妻3人に1皿づつ(計7皿)作ってもらうという趣向でおこなった。一応手本にならんといかんと思いw、俺が作った前半の3皿は、気合いを入れてそれぞれ違う素材を練り込んだ手打ち麺でやってみたのだが、これはそのうちのほうれん草を練り込んだ麺を使ったメニュー。ソースは、墨袋を取り除いたシマメイカのワタとゲソとアンチョビを、クールブイヨンで割ってミキサーにかけてペーストにし、ニンニクで炒めて白ワインで煮込んだもの。具はそのイカの胴の部分とセミドライトマトだ。こだわったポイントはイカの火の通り具合。『江戸前のイカの天ぷら』の半生感を目指したw。maicobra夫妻にお土産で頂いたセミドライのチェリートマトは今回初めて使ったが、フレッシュとドライの良い所が同居しててとても面白い。見た目以上にコクのあるソースに適度な爽やかさが加えられて相性も良かった。
見た目はご覧の通りトリコローレの配色がこのパスタのキモなんだが、通常は麺=白、野菜=緑という配色で作りがちな所を、緑の麺と白いイカの組み合わせにしてあえて逆転させたのがミソ。