鳥取産クロザコエビと芽キャベツのスパゲッティー二
またまたてっちゃんから鳥取の魚介が色々送られてきた。いつも通り松葉ガニやシマメイカに混ざってこっそり入っていたこの海老は、通称モサエビという、鳥取の隠れた名産の海老という事だ。腹に抱えたエメラルドグリーンの卵がモサッとしてるからだろうか?w もちろん初めて食う。新鮮なうちに生で一匹(当然卵ごと)食ってみると、甘い! 甘エビやボタン海老よりも甘みが強いんではなかろうか。こりゃ美味いものを送ってくれたわ。てっちゃん有り難う。
ということで、早速パスタに。この海老独特の甘みを生かさない手は無いっつーことで、テーマは『甘み=旨味=美味み』。合わせる野菜も甘みが美味しい芽キャベツにしてみた。バターをいつもより少し多めに使い、オイルでニンニクの香りを出したら海老の出番。卵だけ別に取っておき、頭をと胴を手で切り離してそのまま両方殻ごとフライパンに投入。殻で出汁を取るような感じで白ワインで蒸し煮にし、十分旨味だ出たら頭の方だけ取り出し、野菜ブイヨンを適宜。芽キャベツにもその汁を吸わせる。仕上げにちょっとだけ発酵バター。チーズは使わない。スピードワゴン以上に甘みの効いた、美味いソースに仕上がった。上に飾った卵と混ぜながら食うとまた美味い! んだけど、流石に量が少ないなぁw
この海老、こんなに美味いのになんでこっち(関東)の方では全くと言っていい程知られていないのかというと、死んだあとの変色が早く、すぐ黒ずむ(味には影響は無いとのこと)ので、鳥取の中だけで流通してるのだそうだ。勿体ないねぇ。