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ぶらり途中下車グルメ〜鎌倉編

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 月曜に、思い立っていきなり電車で鎌倉まで行ってみる事にした。会社をサボってw。別に疲れてはいないけど、土日の楽しすぎなパスタ会で気持ち的に燃え尽き感があったからかもしれない。午後からブラッと東急線に乗り、中央林間経由で藤沢方面に向かった。江の電で鎌倉に入ろうって寸法だ。こういう時に限ってもの凄いいい天気なのは、やはり日頃の行いの成せる業だね。

 小田急に乗り換える。懐かしい。俺は六会日大前にある某付属高校(分かりやすすぎ)の出身なので高校時代は毎日この電車に乗っていた。丁度善行との間に校舎やグラウンドが見えるのだが、なんだか思いっきりバブリーな様相を呈している。俺らの学費がこんな形でと思うと、感慨深いやらムカつくやら。
 そのもう一つ先の藤沢本町という駅の近くに、最初の目的地であるラーメン屋、能登山がある。ずっと前から行きたかったんだけど、今の住まいからは流石に行きにくい立地だ。この沿線の近くには、他にも六会の豪快、復活したカミカゼ、麺が売りのはじめ、言わずと知れた高座渋谷の中村屋など、なかなかにいいラーメン屋が揃っている。数年前の俺なら迷わず1日で全店制していただろうw。

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 さて、これが能登山のラーメンである。ここは麺から脂からスープから、動物性の素材は一切使用しない。どう考えてもそれじゃぁ雑炊かお茶漬けみたいなものにしかならなそうなもんだが、これが驚く程『ラーメン』なのだ。勿論見ての通りラーメンとしてはあっさり系の部類だが、濃厚さ、こってり感の違いで段階的にメニューバリエーションまで作る懐の深さ。一番あっさりしたものでも、そんじょそこらのラーメン屋よりよほどコクがあるスープを供する
 また、ここは初めて半熟煮卵に注射器でダシを注入するという技を編み出した店で、一見の客には目の前で注入する女将による儀式が執り行われるw。その時『一口で食べた方が美味しいです』と言われるのだが、確かにその方が美味い。だけど卵一個丸呑みは、女性は無理だろうw。
 この店、よく見るとかなり頭がおかしいw。店構え(真っ赤な鳥居というか神社風なデザイン)もなんだかキレてるし、前述のパフォーマンスやメニューの名前(『変な餃子』とか)も全て微妙だ。店主は気さくで人の良さそうな感じの人だが、店に漂う雰囲気はどことなく怪しい。しかしラーメンは抜群に美味い。しかも、どうやったらこの値段で出せるのか知らんが、使用された食材数からするとかなり安い(500円から)。やはり頭がおかしいのか。しかし、これもやはり美味しいものを愛するが故の事だと思う。どうしても俺の好きな店というのは、事程左様に
頭のネジが2、3本はずれてるのだ。


 大満足で再び電車に乗り込み藤沢へ。江の電で鎌倉に行くための乗り換え移動中に、小田急デパートの7階催事場で秋田物産展をやっているとの広告を見かける。こういうのに目がない俺は早速冷やかしに行く事に。


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 ここでの戦利品は後ほど紹介するとして、まずは上の写真を見て欲しい。イートインで食った、比内地鶏の親子丼である。『つい数分前にラーメン食ったじゃん!』というなかれ。これがまた絶品。人形町の某老舗など裸足で逃げ出す程の素材力。肉、卵、スープの三位一体の旨味の相乗効果。鶏と言う食材の凄さをあらためて見せつけられた。


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 みよこの絶妙な半熟加減。それに対してあり得ない程の弾力を持つモモ肉とのコントラスト。多めの濃厚スープとふっくら炊かれたあきたこまちの絶妙のコンピネーション。たったそれだけなのに、この完成度と突抜感はなんだ? そしてなにより、その卓越した味を、団地の集会所か高校の文化祭のようなシチュエーションで楽しむというギャップ。久しぶりのトリップ感。これだから『ぶらり』はやめられんのだ。


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 流石に満腹になりながら、腹ごなしに物産展をパトロール。その戦利品が上の写真だ。これら全てパスタに使う前提で買い込んだw。この中では特に右端の焼き岩のりが注目物件。試食もしたが、満腹の状態にもかかわらず、思わず『もう少し食えるか?』と思わせられそうになる程食欲を刺激する香ばしさであった。これは粉末にして麺に練り込み、ゴルゴンゾーラクリームソースで食う。藻塩と発酵バターは当然どんな形にでも使える。ジュンサイは考えあぐね中。ショッツルは隠し味に。妄想は広がる....。


 ようやく鎌倉に到着。次の目的は、農協連即売所内にあるパラダイス・アレイ。ここの手作り天然酵母パンが目当ての品だ。ここのオーナー氏は元sputnikの料理人。辻堂のsputnikでは毎年夏に何度か2102でライブをやらしてもらった事もあり、前から気にはなっていたのだ。ここはsuptnikゆずりのまったりとしたいい雰囲気が評判だが、ここでは純粋にパンのみに焦点を絞って紹介。


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 これがそのパン。厨房ではつねに若い男性が粉を捏ねてるのが、見ていて嬉しくなる。今どき100%手捏ねだけでやってる店はそう多くはないだろう。粉は、袋を見る限りリスドオルのようだ。酵母はホシノだと噂で聞いたので、ウチでの基本使用素材と同じ(最近はメゾンカイザー・トラディッショナル&自家製天然酵母が多いようだが)だ。味の方はやはりというか、天然酵母らしいしっとり感で素朴で粉の味がストレートに伝わる優しい味。この発酵不足気味のような重たさは、あえてやってるのだろうか? 気になる所だ。


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 この環境でカプチーノと一緒に頬張ると、なんともいえずほのぼのとする。来てる客も含め、いかにも鎌倉らしいいい店である。十数年前、受験生&大学時代に過ごした思い出の場所は、やはり何も変わる事無く優しさに溢れた場所であり、この店はその空気をしっかり伝える場所であった。


 その後市場を冷やかしたり小町通りを散策したりしながら腹を落ち着かせw、最後の目的地、駅前のひなどりへ....行ったら『本日売り切れ』の文字。なんだよ、休憩時間に確認したときはそんな紙貼ってなかったのに、夜営業が始まる時間になったとたん張り出すとは、客を舐めてんのか? と思ったが、ここは鎌倉である。他の場所ならブチ切れるとこだが、何故かここだと『まぁ仕方ねーか』と思えるのが不思議だ。若干不完全燃焼だが、お土産の鎌倉カスターを食うのを楽しみに家路につく。


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 当然のごとく家に着くとまた食欲が....夕飯は、週末に使った食材を駆使して、久々にカレーを作った。ルウにはイカスミ&ワタ&ゲソ、それに松葉蟹の味噌と身をミキサーでピュレ状にして練り込んである。具は少しのイカと生トマトだけ。リコッタと生クリームでまろやかさを出してある。ガラムマサラはイタリア修行中のEri-tinの置き土産で凄く爽やかな香りのするものだ。久々に作ったが、めちゃ美味い。この日のフィナーレを飾るに相応しい食卓となった。

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Trackback Date: 2006年05月02日 21:38

Comments

はじめまして!
自分も玉子一口、言われてちょっとびっくりしました。
でも、ラーメンうまいっすよね!
そして、「ひなどり」にフラれたところまでご一緒(笑)

Commenter: あなぐま | 2006年05月02日 21:40

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