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鳥取産松葉ガニと春野菜の手打ちパスタ 蟹味噌とトマトのクリームソース

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 盟友てっちゃんが、鳥取の市場から松葉ガニやうるめいか等の旬の海の幸を届けてくれた。届いた時点でまだ活きていたほどの新鮮さだ。これをパスタにしないで何にする、ということで、いつも以上の気合いでパスタに仕上げた。 丁度この日はウチで気の置けない仲間を呼んでのパスタ会。そのメインとして出したのが上の写真の皿だ。見た目は若干品に欠けるが、徹底的に蟹の旨味を凝縮させる処理を色々と施したので、味はなかなか繊細に仕上がってる。

 使った蟹は二はい。足はそのまま具に、味噌は別に取り出し、甲羅は香草や香味野菜と一緒にスープを取った。ニンニクオイルで蟹に軽く火を入れてから白ワインで蒸し焼きにし、前述のスープも入れて煮詰める。そこへトマトソースとカニ味噌(軽く100ccは取れた)を入れてひと煮立ちさせ、蟹を取り除いておいたあとマスカルポーネと生クリームを投入。さらにひと煮立ちさせて刻んだイタリアンパセリを入れてから火を止め、ソースの出来上がり。流石鳥取の旬の松葉ガニ、甘みと旨味がハンパじゃない。そして味噌のコクと濃厚さといったら....その新鮮さ故、特有の臭みが全くないのが凄い。なんの処理もなしにソースに馴染んでしまった。これは本当に一度作ったらやめられない。
 合わせた野菜はうるいとこごみのこの時期ならではの山菜2種。この手の山菜にしては灰汁が少なく、クセが無いのに山菜らしい食感と香りがあるので、ほんの数十秒茹でるだけでいい。菜の花と同様、いずれもパスタに限らずイタリアンとの相性は抜群だ。何しろこの季節の山菜は色が綺麗なので、さっと茹でた後一旦冷水に取って色止めしてから和えると美しい。
 一方パスタは、2mm角に切った手打ちパスタ。こういう濃厚なソースには太めの食べ応えのある手打ち麺がよく合う。加水率といい茹で加減といい、今年一番の出来だった。正直、こないだ食ったessenza@丸の内の手打ちキタッラよりも美味かったよw。

 こういう美味いパスタを作るには、自分が鍛錬を積んでスキルアップさえすれば出来るものではない。頼めば快く食材を送ってくれる友人、食うたびに美味そうな笑顔を見せてくれるゲスト達、作ってる横で片付け等サポートしてくれる相方、全てそろって初めてうちのパスタは美味くなる。たかがパスタ一皿作るにも、色々な人の出会いと協力が無ければ美味くも楽しくもならない事が、あらためて思い知らされた一皿であった。

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