'07 茨城縦断食い倒れツアー 〜その2:一日目おやつw〜
◆宇宙航空開発機構"JAXA"見学
俺は、高校時代〜大学時代に、数学が嫌いなくせに何故だか相対論やら量子力学やら宇宙物理学にハマった頃(正確にはタイムマシンに興味があった。ニュートンは毎号欠かさず買ってた)からの宇宙好きだが、NASDA時代はついぞ訪れる事の無かったあこがれの地に、長年の夢(って程の事も無いが)かない、ついに訪れる事が出来たのも、この旅の個人的目玉トピックであった。車の屋根を開け、敷地内に一歩侵入した瞬間からすっかり隊員(何のだよ)気分。誰がデザインしたのか知らないが、このロゴも(デザイン的にはバランスがとても悪いがw)B級SF感たっぷりで気分を盛り上げてくれる。
92年、毛利さんが日本人として初めて宇宙に行った時の興奮は今も忘れない。あれから15年、今の旬は、現在建設中で2010年完成予定の国際宇宙ステーションだ。日本も勿論『きぼう』という実験ブースを作って、いよいよ来年からの打ち上げを予定している。そこに搭乗予定の宇宙飛行士候補の二人は、ほぼ俺と同い年(星出さんは全く同年代)。これまで日本からスペースシャトルで宇宙に行った隊員の方々は全て俺より年上の方々ばかりだったので、『ついに俺らの時代か!』と意味なく鼻息も荒くなる。
ちなみにこの宇宙ステーション、当然今も建設しながら上空を飛んでいるので、気合いを入れれば見る事も写真を撮る事も出来る。
そんな事も踏まえながら、非公開の場所も交えたJAXA見学ツアーに参加してきた。H型を初め日本のロケットの歴史から実物の(本当に来年打ち上げる予定の)宇宙ステーションまでを見学、童心に帰って楽しめた。説明員のおねーちゃんの辿々し過ぎる説明が初々しい。終始、そのおねーちゃんの先輩らしいお局説明員が団体の後ろにつき『声が小さい!』とか突っ込まれてて、さながら修行中の板前とそれをしかる寿司職人のようであったw。途中からは業を煮やしたお局さんが説明員を変わっていたが、『このドッキングはショッキングですね〜、まさにショッキングドッキングです!』と、どこがシャレなのかも良く分からないギャグを2回も3回も繰り返し、別の意味で空気を冷えさせていたので、アンタもそこまで後輩を注意するほどのもんじゃないだろうと思ったり。いや、文句ではなくて、全て微笑ましくて良かったんだけどね。
そんなお局の面目躍如。ツアーの最後の挨拶で、まだ日が射して明るい中、『この後大雨、大風、雷には十分注意して下さいね〜♪』と締めくくると、その直後に一転、JAXAを出てすぐ隣のサイエンス・スクエアつくばに着く前には、空は車のライトを付けないと見えない程真っ暗になり、激しい雷雨に見舞われた。流石JAXA、伊達に気象衛星打ち上げてない。
ちなみにそのサイエンス・スクエアつくばには、あのギネスにも登録された究極の癒しロボ、パロがいた。突然の豪雨の所為か客も少なく、心ゆくまでいじり倒してきたので、その模様を期間限定動画でご覧下さい(要QTプラグイン)。
◆一日目おやつ:Siegerのザッハトルテ
さて、午後の社会科見学も終わったところでまだ3時過ぎ。一向に降り止まない雨が鬱陶しいのでおやつがてらの雨宿り。目当ては79年創業の老舗ウィーン菓子店、シーゲルのザッハトルテだ。場所は洞峰公園の北側(って初めて行った場所なので良く分からんが)。地元に愛されているのだろう、この雨にも関わらずほぼ満席。ザッハトルテといえば甘い7年戦争で有名だが、そんな時代を彷彿とさせる、年輪を感じさせる内装がいい。決して広くはないが居心地はとてもいい。
ザッハトルテ=甘過ぎという印象があるが、ここのザッハもごたぶんに漏れず甘い。しかし沢山添えられた無糖の生クリームとともに食べるととても美味しい。甘いだけでなくちゃんとチョコのコクとジャムの風味が生きているからだ。これなら甘いものにそれほど興味の湧かない俺でも美味しく食える。有名なお菓子でどこでも手に入る故、余計にちゃんと作ってあるザッハトルテの美味しさは格別だ。コーヒーも、相方の頼んだモンブランも美味しく、近所にあれば意味なく通って余計な脂肪を増加させていただろう。
小一時間ほどまったりと時間を潰してようやく雨も小降りになってきた頃、本日メインの夕食に向けて腹を空かせるべく筑波山麓の立ち寄り温泉に向かった。
Comments
写真のJAXAになぜか反応!
最近友達になった男の子にJAXA勤務の子がいます。
肩書きがやたら長くて笑いました
三鷹の研究施設は、年に一回一般公開しているみたいよ!(今年はもう終わっちゃったけど、GWだったから)
Commenter: maicobra | 2007年05月31日 10:16